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ガチンコ検証! 水中会話装置「ロゴシーズ」で広がるダイビングの可能性(第2回)

ガチンコ検証! ロゴシーズを使って、水中で迷子になったダイバーを探してみた閲覧無制限

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ロゴシーズ(撮影:菊地聡美)

バディとはぐれた時
水面まで浮上せずに合流できる!?

「水中では、音のする方向がわからない(わかりづらい)」というのは、ダイバーなら、その理由とともにCカード講習で習った通り。

そんなこともあり、水中ではぐれたら、むやみに探し回らずに、「1分間辺りを見渡して浮上して……」というルールが一般的だが、「ロゴシーズなら、水中で迷子のダイバーも探せるんです!」というのは、水中会話装置・ロゴシーズに命をかける男、山形カシオの鈴木克己さん。

先日、「あんまり話せないんじゃ……」という懐疑派だった自分に「それは誤解です!」と、一緒に検証したばかり。

そもそもロゴシーズは、キャッチフレーズ通り、「水中で会話ができるトランシーバー」だが、今回は「ロゴシーズはエマージェンシーグッズとしての可能性を秘めている」ことを伝えたいとのこと。

そのひとつが、「水中でバディとはぐれても居場所がわかる」というもので、それが実用的なら画期的。
特にバディダイビングなど、ファンダイビングの安全や緊急時の対応にも大きな影響を及ぼすはずだ。

ならば、実際に迷子ダイバーを探せるのかどうか検証することに。

ダイバーの安全にも関わることなので、嘘なし、お手盛りなしでレポートすることを約束し、ついでに、悪い結果だからといって、“制作費の支払いなしよはなしよ”も了承いただき(笑)、一発ガチンコ検証した。

透明度の悪い海で
50m離れたバディを探してみた

まず、迷子ダイバーを探すことができる仕組みを最も簡単に説明すると、「迷子ダイバーが緊急発信音を出して、探す方がその音を頼りに探す」というもの。
※詳細は下記

検証方法は、シンプルに“水中かくれんぼ”。

寺山が10を数える間に、鈴木さんが遠くへ逃げて隠れるというもので、見失ったバディを探すという意味では迷子と同じ。

この日は、ちょうど(?)春濁りで、透明度は3~5m程度。
いざ、も~い~かい! ま~だだよ~~ん!

ひと目でわかる! 検証結果の動画はこちら

まずは、目隠しして、グルグル回り、カウント10を数える……が、数え始める前後に結構な時間があって、結局、鈴木さんは50mほどの距離に隠れることに。

ロゴシーズ(撮影:菊地聡美)

も~い~か~い?

いざ、音を頼りに探索スタート!

さて、どちらに行こうかな……。

首を左右に大きく回し、ロゴシーズを全方位に向けながら、耳を澄まして方向を見極める。

ロゴシーズ(撮影:菊地聡美)

ん~、どっちかな……

ピーッ ピーッ ピーッ ピーッ  ピーッ

よし、あっちか。

音が最も大きくする方向、距離へ泳ぎながら進んでいく。

ロゴシーズ(撮影:菊地聡美)

※注:両手を耳に当てるポーズはイメージです。これによって特に聞きやすくなることはありません

以前のロゴシーズでは、迷子ダイバーは、見つけてもらえるまで緊急ブザーを発信し続けるしかなくて、「本当に探しに来ているのだろうか……」と不安になっていたそう。
確かに、そりゃそうだ(笑)。

そこで、最新版のロゴシーズでは、迷子ダイバーは発信だけでなく受信もできるように改良され、探す方が定期的に声をかけることが可能になった。

迷子ダイバーも、ブザーを一旦止めれば、それに会話で応えることもできる。

今回も「今、向かっています!」とか「私はここにいます!」などとブザー音の合間に、お互いの意思を確認しながらの探索。
相手の状態がわかるので安心だ。

途中、何度か悩んだが、その都度、着底し、耳を澄ませば、方角が確認できる。

ロゴシーズ(撮影:菊地聡美)

着底し耳を澄まして、方向をチェック

探し始めてから、およそ8分。
見~つけたっ!

ロゴシーズ(撮影:菊地聡美)

迷子ダイバーが見つかった!
感想と課題

率直な感想は、「本当に探せた!」というバカっぽいものだが、音だけで50m離れたバディを探せたことに単純に感動。
ダイビングの可能性がひとつ広がった。

そして、ロゴシーズを使って、きちんと探すのは初めてということもあり、途中、何度か悩んだが、経験を積めばかなり精度が上げることのできるスキルだと実感。

泳ぎながらの排気音が邪魔で、要所で、着底して息を止めて耳を澄ましたが、日本一ロゴシーズを使っているであろう鈴木さんは、少し声が聞こえただけでも方向と距離がわかるという。
実際、自分が隠れて鈴木さんが探した場合、寺山が8分のところ、5分もかからずあっという間だった。

聞こえる範囲の距離は、海況に左右されるが50~100mほどとのことで、実際のダイビング(特にビーチ)では、すぐにはぐれたことに気がつけば、これほどの距離が離れることはそうはないだろう。

課題というか未検証としては、障害物があった場合。
根を挟んだ向こうにいる場合など、どの程度の精度になるかは気になるところ。

あとは誰かがはぐれるたびに、関係ないダイバーにも緊急音が届くことになるという問題。

自分のバディやグループに問題なければ、そのまま聞いていればいいし、緊急音が鳴っている間、ロゴシーズをズラして聞こえないようにするなど運用法は考えるべきかもしれない。

現在、周波数が3チャンネルあって、3バディ(グループ)までは対応しているので、まあ、ロゴシーズが普及し、ダイバーの標準装備になるぐらいになったらの課題だが。

バディダイビングに有効!?
活用法を考えてみる

“可能性”ということで考えると、当然、ダイバーは「音を頼りに、水中でダイバーを探せる」という画期的なオプションを手に入れることになる。

ただ、だからと言って、安直に“安全になった”“便利になった”とは言えないだろう。

はぐれた時に、水中で待つのと、水面で待つのとでは、どちらが安全なのか。
また、ロゴシーズの精度、使う側のスキル、ダイビングポイントの特徴、海況などなど、いろいろな考慮も必要になってくる。

ここで、自分が使うなら……と想像してみる。

まず、この機能は、バディダイビング(セルフダイビング)にぜひ活かしたい。

バディダイビングの予約サイト「BuddyDive」

バディダイビングの予約サイト「BuddyDive

特にのっぺりとした地形のビーチなら有効そう。

はぐれた時に「はぐれたことに先に気がついた方が緊急ブザーを鳴らし、その場で待つ。1分間待って、バディから応答がなければ水面に浮上。応答があれば探しに来るまで待つ」などのルールもありだろう。

さらに、その海の地形に合わせて、はぐれた場所が深いなら「緊急ブザーを鳴らしながら水深5mまで移動する」などもありかも。

切り立った根がたくさんある場所なら、「根のてっぺんからブザーを鳴らず」といった方法も考えられる。

いずれにせよ、荒れた海面に行かなくて済む、垂直浮上するリスクを軽減できる、などのメリットは考えられる。

ただ、やはりこれには、ある程度、音で方向を探すということに慣れる必要があるだろう。
いきなり使って、やみくもに探しても水中に単独で留まることはむしろリスクとなる。

“中性浮力をマスターする”くらいの感覚でロゴシーズと付き合っていけば、有効活用でき、ダイビングの可能性を広げてくれるものだと思う。

皆さん、バディと一緒にぜひ使ってみてください。

ロゴシーズ(撮影:菊地聡美)

■協力/山形カシオ、白崎海洋公園 ■撮影/菊地聡美

【迷子ダイバーを探せるロゴシーズの仕組み】

★ロゴシーズとホイッスルモード

まず、ロゴシーズでは、通信は超音波で行う。

骨伝導マイク(内蔵)で骨から送信側の声の振動を拾い、それを超音波で送信。
受信側がそれをキャッチして骨伝導スピーカー(内蔵)から骨を通して受信者へ伝わる。

ロゴシーズを5回タッピングすると、超音波で緊急を知らせる電子音が発信され続ける。

img13

★迷子ダイバーが探せる理由

人が音の方向を認識できるのは、左右に耳があるから。
つまり、右に入ってくる音と左に入ってくる音の時間差から方角を認識しているのだ。

しかし、水中では、陸上の4倍もの速さで音が伝わるので、その時間差が認識しづらい。

ロゴシーズをつければ、機械がシンプルに音源に反応し、音源の方を向いたり、近づいたりすれば、その分、大きな音となるので方角や距離がわかるというわけだ。

ロゴシーズの通信距離と向きの関係

ロゴシーズの通信距離と向きの関係

★迷子ダイバーの探し方

迷子ダイバーがホイッスルモードに切り替え、緊急ブザーを鳴らし続けてその場に留まる。
探す方は、ロゴシーズの正面を向いているアンテナを使って、音の大きさで向きと距離をはかりながら音源である迷子ダイバーに近づいていく。

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