南三陸町でのダイビングボランティアへの支援ご協力のお願い

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宮城県南三陸町の、ダイビングショップ、グラントスカルピンのオーナーガイド、佐藤長明さんが、今後の地元でのダイビングによる復興活動への足がかりとして、地元にエアステーションを設置することを検討しています。設置場所は、南三陸町の避難場所があった、ベイサイドアリーナ近くの高台の一角を予定しています。これを設置することで、南三陸町周辺で活動するボランティアダイバーが、地元でタンクチャージできるようにしていこうという考えです。
しかしながら、佐藤長明さんご本人自らが、家もダイビングショップも津波に流された被災者の身です。そのため自らの家族の生活を確保する事をどうしても優先せざる終えない状況であり、なかなかボランティアだけで、すぐに動ける状態では無い事も事実です。
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<震災直後の店舗跡地に立つ、佐藤長明さんと、奥さん>
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<サンデー毎日に掲載された、南三陸町空撮。赤い文字の部分が、店舗跡地>
現在岩手でくまちゃん(佐藤寛志さん)が行っている、漁協と連携しての海中ガレ撤去作業が、少しずつではありますが、効果を得ていることが、励みにもなっていると思います。地元の海を1日でも早く取り戻したいという思いは、くまちゃん同様に、強いと思います。
まず、6月下旬頃、現地入りして、現地の視察を行い 現地の行政や漁協との連携が取れるかなど視察して、今後の活動につなげて行く予定です。エアステーション設置にあたり、相当な費用がかかるために、この活動にご協力、ご賛同して頂ける皆様、特に東北の海を愛する皆様に是非、設置費用の捻出に少しでもご協力をお願いできればと佐藤長明さんに代わって、ここに、告知させて頂きました。
ダイバーのこのような活動に対しては、国からの援助はほとんど期待できない現実があります。海中でのボランティア作業では、ボランティア保険も適用されないなど、ダイバーは、何をするにもリスクを自分で負わなければいけない状況では、少しでも多くの方に、ご理解頂き、ご協力頂けることが、重要となります。エアステーションの設置自体は、早急にできればできるほど、復興活動も早くに進めて行くことが可能となると思います。
海を愛する者として、是非ご支援を頂ければ幸いです。
支援金の振込先は
七十七銀行
志津川支店 普通預金
5111-374
佐藤長明 (サトウ ナガアキ)
になります。
何とぞよろしくお願いいたします。
取り戻せ!美しい東北の海!
以下は、佐藤長明さん撮影の南三陸町の水中写真
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文責:WEB-LUE 越智隆治
(文章の内容に関しては、佐藤長明さんの確認を取った上で、掲載しています)

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writer
PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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