今年も、あの“素敵男子“の季節がきた! 海底ミステリーサークルを見に行こう 〜奄美大島〜

奄美大島ミステリーサークル 撮影:山下豊

こんにちは、マンタ林典子です!

春日和で心地良い気候が続きますね〜。

春といえば、海中はただいま産卵祭りです。

いたるところで可愛いベイビーたちが誕生しているのですが、水中生物だって簡単に恋愛してるわけではないんですね。

メスにアプローチするために努力を惜しまず、さらに育児までするというイケメンもいるのです。

そうです……今年もあの“素敵男子”が動き出したという情報をキャッチ。

「アマミホシゾラフグ」の産卵の季節がやってきました!

素敵男子なのに、さらに子育てまでするというイケメンぶりに世界中の女子が涙(?)
ということで、今年こそ見に行きたい! という方のために、おさらいしてましょう。

アマミホシゾラフグから学ぶ
真実の「愛」とは

アマミホシゾラフグは、鹿児島・奄美大島近海で発見された新種のフグで、産卵の季節になると海底に不思議な模様の産卵床を作ります。

奄美大島ミステリーサークル 撮影:山下豊

アマミホシゾラフグが作る産卵床。まさに「海底のミステリーサークル」だ!

「え? これ本当にフグが作ったの?」

と思いますよね。
だって、この均一な幅の線、彫り上げられた砂。
中心には貝殻もゴミも落ちていない状態。

でも、ちゃんとフグが作っているのです。

メスのために、小さな尾びれ、背びれを器用に動かし、口に砂を入れて運び、本当に一生懸命に作っていきます(涙)

健気で可愛いですね。

今年最新の映像を、奄美大島南部のダイビングサービスゼログラヴィティよりいただきました。

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制作期間は1週間ほど。 ひたすら毎日この作業を続けます。

奄美大島ミステリーサークル 撮影:山下豊

サークル内に入っていた貝殻を、くわえて外に出しにいく素敵男子。

こんな笑顔で、砂を掘りまくる素敵男子。

こんな笑顔で、砂を掘りまくる素敵男子。

メスに入ってきてもらうために、一生懸命がんばる姿に感動。 そして、産卵に成功したら、今度は一生懸命育児に励みます。 卵を守るため、外敵が来たら威嚇、攻撃。 自分よりはるかに大きいダイバーにさえ果敢に挑みます。

 

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なんて、男前。

あれ、メスは?(笑)
卵産んで、ほったらかし?

さすが、どこの世界でも女は強いですね。

メスのために、ここまで努力できるって素敵。

これが、本当の愛……。

アマミホシゾラフグが海底ミステリーサークルを作る期間は、4〜7月。

もう始まっています。

「愛ってなに? 忘れてしまった」という方は、ぜひ奄美大島に見に行ってみてください。

■ゼログラヴィティ(ZERO GRAVITY)

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奄美大島の南部に位置する「ゼログラヴィティ」。
大島海峡を望む清水(せいすい)ヴィラは、宿泊施設とプールを併設。
創業者の「障がい者と健常者が共に安心・安全に暮らせる社会を応援したい」という思いから、施設は完全バリアフリーとなっていて、車イスの方も安心してマリンアクテビティを楽しむことができる。

鹿児島県大島郡瀬戸内町清水122番地
■ゼログラヴィティ TEL(代表):0997-76-3901
■清水ヴィラ TEL:0997-76-3901
E-mail:zero1@zerogravity.jp
http://zerogravity.jp/scubadiving.php

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PROFILE
都市型のダイビングショップでインストラクターとして約12年務める。

コースディレクター、障害者ダイビングのインストラクターの資格も保有・活動し、現在は編集者の立場から情報を発信している。
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