【告知】話題の水中鍾乳洞、徳之島“ウンブキ”。発見者・広部俊明さんの講演会開催〜調査の様子も聞きました!〜

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話題の徳之島・水中鍾乳洞の発見者
水中探検家・広部俊明さんの講演会開催!

鹿児島県徳之島の天城町にある“ウンブキ(方言で鍾乳洞のこと)”で、水中鍾乳洞が発見された。
5月6日放送の報道ステーション・トップニュースにて、日本最大級の水中鍾乳洞、探検家が徳之島で発見と紹介され、一躍話題の的となった、この水中鍾乳洞。

発見者の水中探検家・広部俊明さんといえば、1998年に恩納村で日本最大級の水中鍾乳洞を発見・調査。その名をとって「広部ガマ」と命名されている。
以降も日本各地、また、世界の海で海中洞窟や鍾乳洞、海底遺跡らしき地形などを発見するなど、精力的に活動を続けている。また、水中カメラマンとして、映像作品の撮影を続ける傍ら、テレビ出演や講演会でも活躍中だ。

今回、広部俊明さんによる講演会が開催されるという情報をキャッチ!
タイトルは「初公開!日本最大の水中洞窟、8000年の歴史を潜る」。大阪では2019年5月18日(土)、19日(日)、東京では5月21日(火)とのこと。

うわ〜〜〜、早く聞きたいっ!
ということで、広部さんにちょっとお話を聞いた。

メキシコのセノーテに酷似!
水底には縄文時代と思われる土器や希少種も!?

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ーー報道ステーションで独占スクープとして放映されましたが、反響はどうですか?

「ものすごいあります! トップニュースとして大きく扱ってもらえてありがたかったです。内容はシークレットですが、今、続編に向かって動いています。

ロケーションや地形がメキシコのセノーテに酷似していて、もう、日本のセノーテと呼んでいいんじゃないかって思ってます。(笑)」

ーーテレビ放映を見逃した方のために、発見までの経緯を教えていただけませんか?

「数年前に情報をつかみました。そして、徳之島在住の友人、マリンサービス海夢居の鈴木オーナーを介し、天城町より潜水調査の許可を取得。2018年10月から調査を開始したんです」

ーーそして、4回にわたる調査を行ったんですよね?

「第1回目には、入り口から300m付近くらいまで調査したんです。その様相から国内最大級のものであることを確信しましたね。

また、水底で土器を発見。研究者に見せたところ、『この土器が以前からここにあったのであれば、縄文初期のものである可能性がある』とのこと!

第2回の調査からは、本格的に潜水調査チームを結成し、徐々に調査の距離を伸ばしていきました。
新種の可能性もあるエビやウンブキアナゴなどの撮影にも成功しています。国内初だと思います!」

ーーそして今では、直線距離700m、総延長1kmほどまで調査が進んでいる・・・今後の調査はどうなっていくのでしょうか。

「これまで日本最大とされてきた“広部ガマ”の総延長を更新、おそらく日本最大の水中鍾乳洞になると思われます。そして、ウンブギは、まだまだ続いています。

今後1年かけて、天城町と私を中心とする潜水調査チームが連携を図りながら、潜水調査を継続する予定です。

2020年夏頃からの一般公開を目指して、天城町や現地サービスと準備を進めています。おそらく潜れるのはテクニカルダイバーになるでしょうが……。

しかし、正式に一般公開されるまでは、潜水調査チーム以外の潜水は禁止なので、ご注意くださいね」

ーー公開が待ち遠しいです……!
これは、早々にテクニカルダイバーになって2020年までに修行を積まなくては!!

未公開の水中鍾乳洞の映像を観に行こう

この聞いているだけでもワクワクがおさまらない調査の様子を、広部さん自ら東京と大阪で講演される。
徳之島の水中鍾乳洞をメインに、メキシコのセノーテについてもお話いただけるそう!

特に徳之島の水中鍾乳洞に関しては、報道ステーションでも未公開の入り口から奥までのノーカット映像を公開してくれるらしい・・・!?

報道ステーションでは独占スクープだったため、他のメディアでもなかなか出てこない情報がこの講演会で聞けるかも。

初公開!日本最大の水中洞窟、8000年の歴史を潜る

大阪

■日時
2019年5月18日(土) 16:10~16:40
2019年5月19日(日) 11:00~11:20

■場所
ブルーオーシャンフェスKANSAI2019会場内ステージエリアにて
ブルーオーシャンフェスKANSAI2019の詳細はコチラ
〒559-0034
大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1−10
大阪南港ATCホール

■料金
ブルーオーシャンフェスKANSAI2019への入場料として
前売り…800円
当日…1,000円
※前売り券の購入はチケットぴあまたはイープラス

■主催・問い合わせ先
ダイビングフェス KANSAI 実行委員会
〒541-0056 大阪市中央区久太郎町3-1-15-308
E-mail:info@divingfes.jp
オフィシャルサイト:https://divingfes.jp/

東京

■日時
2019年5月21日(火)
19:00~

■場所
トウキョウアオヤマGLOCAL CAFE
東京都港区北青山2-10-29 日昭第二ビル1F
東京メトロ銀座線 外苑前駅3番出口より徒歩5分

■料金
3500円
※食事、お酒付き

■申込方法
広部さんのブログまたはFacebookアカウントへメッセージかコメントにて
※定員に達し次第締め切り

広部俊明氏プロフィール

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水中探検家&水中カメラマン
沖縄県恩納村在住。1998年に日本最大級の水中洞窟『広部ガマ』を発見。
以後、日本、世界各地で水中鍾乳洞や海底遺跡らしき地形を発見している。
沖縄の恩納村では100以上のダイビングスポットを開発し、フィリピンなど未開のダイビングエリアの開発にも尽力。

水中カメラマンとしては2000年からTBSビジョンの水中ライブラリーを担当。
2007年から2013年までCSテレ朝チャンネルで“水中探検家広部俊明が行く海からのメッセージ”という1時間番組を114本撮影と出演。
日本はもとより、東南アジア、オースートラリア、アメリカ、ガラパゴス、オーストラリア、モルディブなどいろいろな地域を取材、また同じテレ朝チャンネルにて本気釣りという番組の水中撮影とコメンテーターを担当し110本撮影出演。
他、クレイジージャーニー、夢の扉、林先生も驚く初耳学、爆報ザフライデー、報道ステーションなど、報道番組からバラエティー番組まで多数出演。
著書は“体験ダイビングをやろう”“ゆたかなる恩納村の海”“くまのみのおさんぽ”などがある。

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PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。
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