【ニューカレドニア】エレガントゴビー、最後のチャンス by 小川理志

個人的に大好きなハゼ、エレガントゴビーです。

ニューカレドニア ダイビング

デコラゴビーとも呼ばれるそうです。
南太平洋西部にしか生息しない、それはそれは貴重なお魚。
まだ見たことのないダイバーもたくさんいることでしょう。

毎年9月頃から写真のような幼魚(体長5cm)が見られ、
それがどんどん成長して10cmを超える成魚になります。
10cmはハゼの仲間ではけっこうな大型ですよね。

幼魚が特にかわいくて、体に対して大型の頭部、
黄色いラインが太くてはっきりとしています。
育って貫禄のある成魚たちは4月頃から数が減少し、
5月になると一部のスポットを残してほとんど見られなくなります。

今は彼らを見ることのできる最後のチャンス。

ニューカレドニアは水温変化が大きいので、
海の中にも顕著に季節を感じることができます。
大きく育ったエレガントゴビーたちを見送り、
次のシーズンにまた幼魚を出迎える。
こうしてお魚達の成長と巣立ち、
やがてやってくる新しい子供たちを見守ることができて幸せです。

※この記事はmixiのコミュニティ「現地プレス」Vol.8のテーマ「旅立ち」から転載させていただいたものです。
こちらのコミュニティも併せてご覧ください!

PROFILE
小川理志
Masashi Ogawa

ニューカレドニア ダイビング

ニューカレドニアの首都ヌメアにあるダイビングサービス《アリゼ》で活躍するマサシさん。
イルデパンでも3年のガイド経験があり、
潮を読んで大物をガンガン当てていく。
フランスの大型船舶海技士資格を持っているのでスキッパーも兼ね、
大型高速船「PICTILIS」号の操縦もオマカセ!
世界各地に散らばっている凄腕の日本人ガイドから結成された
「ガイド会」所属。

ALIZE(アリゼ)
http://www.alizedive.com

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writer
PROFILE
1969年生まれ、京都出身。
和歌山と離島イルデパンで修行を積む。
TVや雑誌の水中撮影コーディネーターとしても活躍。
フランスの大型船舶海技士資格を持っているのでスキッパーも兼ねている。
ガイド会所属。
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