【ケラマ 阿嘉島】それは突然やってきた by 森山 敦

夕方18:30近くになると
マジャビーチの堤防に
DSのガイドやオーナーたちが
ずらっと並んで座っている。

一見、妙な光景だけど
これは小学校のサンゴ産卵観察会のため
ウスエダミドリイシが産卵するか否かの
確定サインを待っているのである。


昨日は、随分と長かった・・・
通常18:30に○×サインで伝えてくるが
10分の延長を申し出たくらい
微妙なバンドルの出具合だったらしい。

そして待ちに待ったサインは・・・・大きな×。
出るは大きな溜息。。。
そして三々五々に散りながら
携帯電話にて「今日はやりません」と
自分たちのお客さんに連絡をする。
「さ、ビールだビール!」

家に帰ってブログ書いて
風呂入ってご飯をたべてたら
20時に携帯に電話が入った。
「た、大変だ〜。産んじゃったよぉ〜」
ぬあにぃ〜〜〜こりゃ大変だ。
すぐに連絡網で回してぐれぇ〜。

それからお客さんに連絡して
船出して・・・ハウジングセットして
お客さん連れて来て・・・
渡嘉敷のアハ連で撮影している
長田勇さんにも連絡取って・・・。目の回る忙しさ。

やっとのことで21:30頃にポイント到着し
21:40にはEN。
あちこちのサンゴに狙いを付けて
ぐるぐるとチェックに回る。。。

そ、そして22:15過ぎあたりから
徐々に産み始めて
22:30には結構な数のサンゴが産み
あたり一面ピンクの粒粒。
1年ぶりに見る生命の神秘に感動しちゃいますた

Coral Spawning, Aka Is., Kerama Okinawa

最初に目をつけた
ミドリ色の濃いオヤユビミドリイシ。
ピンク色のバンドルとの対比が
素晴らしく美しいぃ〜〜。

そして・・・今夜も。
合言葉はシックスナイン69!
やっほ〜。

※この記事は《オケアノス》の森山さんの6月9日ブログより転載させていただきました。

PROFILE
森山 敦
Atsushi Moriyama

ケラマ 阿嘉島 ダイビング

沖縄のケラマ諸島阿嘉島の大手ダイビングサービスで
1987年よりインストラクター&ガイドとして活躍。

世界でも屈指のおもしろさといわれるケラマにすっかり惚れ込み、
少人数でのんびりと潜るスタイルを目指し、
1995年に独立。ダイビングサービス《OCEANUS》(オケアノス)をスタートさせる。
ワイドな海も好きだが、
ベラやスズメダイ、ハナダイ、ウミウシ、エビ・カニなど、
小さな生き物たちの生態行動に強く惹かれ、
マニアックなガイドもできるインストラクターとしてつとに有名。
22年間のケラマ経験をフル稼働させて、
幅広く海を案内してくれる。

全スズ振こと全日本スズメダイ振興会理事。
意外にも横浜出身という都会派ダイバー!?

OCEANUS(オケアノス)
http://www.oceanus.in/
http://ocemori.blog69.fc2.com/

 

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