【モルディブ】マンタもジンベエも登場! by 原 慶太
8月16日 天気 曇り 水温 28度
「なかなか・・・」
シーズンスタート以来、
マンタとの遭遇率があまりよくありません。
雨季のマンタポイントに今週もエントリー。
他のサファリボートやリゾートからもダイバーが集まり
「今週こそは・・・。」と、
期待して待つこと45分。
結果は”残念”
マンタはいったい何処へ?
仕切りなおして2本目は違うポイントへ。
砂地をのんびり泳いでいると、マンタが1枚通過。
その後、クリーニングされているマンタにも遭遇。
何とか、3枚に出会えました。
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8月17日 天気 曇り 水温 28度
「偶然の出会い」
風向きを気にしながら、
多少は揺れるも予定通り、
ジンベエエリアに到着。
天気は朝から曇り。
しかし、ジンベエ捜索開始と同時に
太陽の光が見え始めました。
早速、ジンベエダイビングへ。
40分間探すも、見つからず。
そろそろ安全停止かなと思いきや、
「いぁ〜。」
と叫ぶゲストが1人。
水面を見上げると、ジンベエです。
優雅に2周してくれました。
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スノーケルや水面から確認してのダイビングでは出会っているが
本当に偶然は初めてのゲストばかりで、
大興奮。
残圧を気にしながらも、
ジンベエに向かってみなさんフィンキック。
今週は、天候があまり良くなく水面捜索が難しそうなので、
多数決の結果「ジンベエは見れたので、
普段あまり行かないポイントに行こう」
この選択がのちのち、すごいことに。
8月18日 天気 曇り 時々 雨 水温 28度
「まさか、ここで」
早朝の空は晴れ。
今日から晴れるかと期待して1本目のブリーフィング。
突然
「ザ〜ァ、ザ〜ァ」
やはり、今日も雨のようです。
雲の切れ目も見えず、朝から水中は普段より暗い。
透明度はいいのですが・・・。
みなさんの気持ちも下がり始め、
安全停止を始めようかとブルーウォータに泳ぎ始めると
何か大きな影が見えます。
タイガーシャーク?マンタ?
大きくなる影をじっくり見ると
“ジンベエ”です。
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大興奮の中、ベルを2分以上鳴らしていたような。
やはり、「海は繋がっています」
普段あまり行かないポイントでは、
ツバメウオの群れに遭遇。
50枚以上確認。
穴をライトで照らしながら、マダラエイやカメはいないかなと
泳いでいると、表面に”照り”のある大きな生物発見。
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な、な、なんと、
グレイリーフシャークです。
体長2メートル前後、腹周りは大人の男性よりも太く
妊婦のようでした。
泳いでいないグレイリーフシャークとの出会いは初めてで、
寝ているのか、休んでいるのか、掃除してもらっているのか、
様々なことを考えました。
ゲストが近付いても全く動かず、
どっしりとその場にいて、
一定の距離を保ちながら撮影開始。
エラや口は動いているものの、
最後まで動くことはありませんでした。
8月19日 天気 曇り 時々 雨 水温 28度
「大変です」
今シーズンから頻繁に行き始めたポイントでは、
グレイリーフシャークやホワイトチップ・マダラエイ
・モブラ・ツバメウオ・イソマグロなどなど、
水底・中層・水面に魚がビッシリ。
撮影時間が足りない。
流れは程よく、みなさん思い思いの被写体に夢中でした。
8月20日 天気 曇り 時々 雨 水温 28度
「初」
今シーズン初めてハンマーヘッドシャークに遭遇。
ゲスト全員で確認。
あいにくの天候ですが、風は弱く
海の中は賑やかです。
8月21日 天気 曇り 水温 28度
「〆」
ダイビングチームはマンタを見たり、砂地でのんびりしたり。
スノーケルチームはパウダーブルーの群れを見に
ブルーシャークでは時々行っているスノーケルポイントへ。
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パウダーブルースノーケルをしていると
そこへ、モルディブの取材に来られている
あの有名な水中カメラマンの鍵井 靖章さんもやってきました。
ダイビングポイントではなかなか
パウダーブルーの群れを見られないこともあり
夢中で撮影されている姿もまた「画」になっていました。
写真提供
・くまさん
・やまさん
・ミーちゃん
・よこちゃん
ありがとうございました
※この記事は《ブルー”K”サファリ》の「ブルーシャーク2航海日誌」より転載させていただきました。
PROFILE
原 慶太
Keita Hara
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通称ケイタ。
2008年12月より《ブルー”K”サファリ》の一員に。
滞在型のガイド経験はあっても、サファリのガイド経験はなく不安も大きかったが、シーズンも終わりすっかり人気者に。
09-10シーズンは「ブルーシャークⅡ」の”黒一点”として、活躍する予定。
ブルー”K”サファリ
http://www.bks-dive.com/