【モルディブ】ハニファルベイでマンタ乱舞 by 津金千尋
そして・・・水中もいい感じにプランクトンが入ってきているみたいです!
と言うのも、昨日(15日)ダラバンドゥ・ティラでジンベイザメと大遭遇!!
もちろん私は・・・ダイビングセンターで留守番です。
デルフィスのラッキーなスタッフはイタリア人のイジノです。
モルディブ日和が広がる穏やかな午前のダイビング。
透明度は余りよくないけれど、魚影が濃いダラバンドゥ・ティラでは太陽光が射し込み、とっても明るい水中です。
ティラ(隠れ根)の深場からぐるっと回り、リーフの尾根に沿って10mの浅瀬まで来ると、水面近くに何やら黒い影が・・・ボートがやたらと近づいて来る?・・・いやいや・・・ジンベイザメだ〜!!!
水面下3mの水深、ダイバーのすぐ上を、右側から左側に向かってゆ〜っくりと泳ぎ去って行きます。
後で確認したらそのジンベイザメはハニファルベイの方向に向かって行ったようです。
なので・・・翌日(16日)の午前中はハニファルベイを覗いてみる事に・・・。
そして16日。
今度こそ私もボートに同乗して、ハニファルベイに向かいます!
あまり期待をし過ぎてはダメ!と分かっていても・・・前日の情報を知っていると、もう止まりません。
今日もラッキーガイ・イジノも一緒です。
両側のリーフがせり出して細い水路状になっているところを、一番奥の行き止まり近くまで行ってみます。
この行き止まりが湾状に広がり、時によってプランクトンが多く集まる、とてもユニークなポイントになっているのです。
ボートの先端に立ってマンタとジンベイのチェックしていると・・・水面に白い影とヒレの先が見え隠れしているのが見えます!
ややや〜〜マンタ発見!!
ボートの上は水面を覗く人・・・ダイビングの用意をいち早く始める人・・・もう〜ワサワサとパニック状態です。
その中でも比較的冷静な私のグループのダイバー達がいち早くエントリー。
水中ではすでに足下に、水面近くにマンタが泳ぎ回っています。
水底から水面を見上げると・・・まずはマンタが列車のように連なって次から次へと通り過ぎ・・・たかと思ったら、口を大きくあけてクルクル身体でループをつくりながらプランクトンを捕食しています。
口の前にあるフラップを上手く使って、がっぽり食べ回ってる感じです。
クマザサハナムロの群れもプランクトンを夢中に食べています。
水底から水面に向かって螺旋状に群れ捕食しています。
それを見ているとプランクトンの水中での移動が分かるようです。
マンタもその移動を追ってクルクルと移動しているみたいです。
狂ったように捕食をしているマンタはダイバーの存在を全く気にせず、時にはダイバーに突進してきたりもします。
実際全部で何匹かは数えられないほどです。
多分15匹位が繰り返してダイバーの周りを泳ぎ回っていたのでしょうね。
60分マンタ漬けのダイビングは皆を本当にハッピーにしてくれました。
写真はドイツ人ダイバー・マイケルからの提供です。
PROFILE
津金千尋
Chihiro Tsugane
1996年よりモルディブの老舗デルフィス・ダイビングセンターでガイド&インストラクターとして働き始め、現在はPADIコースディレクターでもあるチヒロさん。
水陸問わずモルディブの自然のなかで、ゆったりのんびりと時間を過ごすのが密かな楽しみ。
とはいえ、ダイビングセンターではいつもちょこちょこ忙しそうに走り回っているようにしか見えないのだが……。
現在は《パラダイス・アイランドリゾート&スパ》で活躍中!
デルフィス・ダイビングセンター
Delphis Diving Centers
www.delphisdiving.com