[大瀬崎]オオモンカエルアンコウ七変化 byてぃだ。

From【大瀬崎】

海の案内人ちびすけの「てぃだ。」です。
今年はクマドリカエルアンコウとオオモンカエルアンコウが当たり年です。
例年より3か月以上も早い登場なので、同じ個体を長く観察して成長を見られるのもおもしろいですね。
カエルアンコウの仲間は、環境や成長で色を変えていく種類が多いです。
その中でも、オオモンカエルアンコウは隠れている場所で2〜3日で体色を変えてしまうことも!

この子は8月に2cmくらいの大きさで登場しました。
最初は深い緑色で「緑オオモン」と呼ばれていました。


1か月後行方不明になり、再登場した際は同じ緑色で5㎝サイズに成長!
その後、オオパンカイメンに挟まるようにしてとどまるようになりました。
すると、そのオオパンカイメンと同じグレー色になったではないですか!

その場所がよっぽど気に入ったのか、かなり長くその場所にいました。
台風で3日ほど確認していなかったら……。
なんとワインレッド色に!!!
これには現地ガイドたちもびっくり!
こんな短期間でも変わるんですね。

え?なぜ同じ子だってわかるって?
それは体のクレーター状の模様の位置が個体によって違うからです。
写真を撮ってクレーターの位置を確認しています。

現在では、近くのオオパンカイメンを点々と移動しながら、10㎝以上に成長しました。
しかも、またグレー色に逆戻り。
今後はどんな色になってくれるか楽しみです♪

他にもちびオオモンカエルアンウたちがいます。
 

もちろん、クマドリカエルアンコウの黒、白、黄色。
イロカエルアンコウ、ニシキフウライウオのペア、ウミウシカクレエビ、アヤトリカクレエビも!!
ギンガメアジの群れも、タイミングが合えば1,000匹以上渦を巻いています。
ウミウシも増えてきましたよ〜。

来月からは、水中に2mの大きなクリスマスツリーが入ります。
水深7mくらいなので、ジュニアオープンウォーターでも楽しめますよ!

PROFILE
てぃだ。
Tida
海の案内人ちびすけ 大瀬崎

立正大学体育会スキンダイビング部出身。学生時代、海で青春を謳歌する(笑)。
当時のダイビング生活が厳しかった反動か、ゲスト、初心者にはとても優しい(笑)。
潜るとひたすらウミウシ捜索マシーンと化し、恐るべきウミウシアイを発揮する。
夫のかわちゃん、2歳の息子のぴろ社長とともに、
大瀬の海、ウミウシの美しさを紹介しつづける《海の案内人ちびすけ》を営んでいる。
本名/川原ゆい

《海の案内人ちびすけ》
http://www4.tokai.or.jp/sea/

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