気になる・・・。”イジメにも見えなくはない”

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通い慣れたるガイドのコース中になにやら挙動の怪しい一角を発見。
そっと目をやると、そこでは壮絶なタコイジメがおこなわれているではありませんか!!
気の強いスズメダイの皆さんはもう当たり前のようにバシバシと体当たりしまくり。


負けじとその足を伸ばしてタコが逆襲するもヒメジやらベラまでがぞろぞろと参戦。
味方のまったく居ない状態のハンディキャップマッチの様相です。


結局、真打のシロブチハタがタコを岩の隙間の奥のほうに押し込んだところでゴング・・・。

散々な内容でのタコやられっぱなしな一番でしたが、この行動、じつはモビングと言う種を越えた生息域を守るための侵入者排除行動。
決まったエリアで暮らす皆々様が協力して侵入者を追い払うと言う、実に感動的と言えなくもない光景。
とはいえ、たまらないのは排除されるほうの侵入者。今回はタコでしたが、そりゃあもう執拗に総がかりでやられまくると言う気の毒な状況。
はたから見てれば相当にタチの悪いいじめにも見えなくはないわけで・・・。
じつは今回も、このあと、穴の奥に入っても許してもらえたわけではなく、執拗にみんなから追い立てられまくってました。
きっとこの岩場から退去するまで延々と続くんでしょうなあ、このイジメ・・・。

いやいや。動物の世界って面白い!!!

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PROFILE
ダイバーがたくさんの海で仕事をしていた反動か、ダイバーを見かけない海に惚れこみダイビング未開だった屋久島で気ままにダイビングサービスをはじめ、だいぶダイバーが賑やかになってきた屋久島でいまだ潜り続ける。
生物観察は好きだが、その名前には全く興味なし。
レアものかどうかは関係なく、魚と目が合った瞬間に一目惚れをして通いつめるタイプ。
最近は潜ること自体ももっと楽しめ たらいいなといろいろ画策中。
気がつけばダイビングをはじめてもうすぐ四半世紀(!?)の四十代。
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