奄美大島にもぶんぶくんがやって来た! メルヘンちょっくん×ぶんぶくんの一日を取材
「最近、ハマってるものがいくつかあんねんけどな……“ぶんぶくん”も紹介してほしいねん!」と、奄美大島ダイビングショップ ネバーランドのオーナーの古田さん(ちょっくん)。
ぶんぶくん……?
やって来たのは、ショップから車で15分のところにある喜瀬港から船に乗って約15分の海。
本日の“主役”が住んでいるというポイント「アマミノスエ」へ到着しました。
早速中に入ると、いました、いました、“ぶんぶくん!”
うれしそうにぶんぶくんを抱えると、メルヘンちょっくん(この愛称の由来は前回記事参照)、すでにちょっくんワールド全開でスレートにさらさらと文字を書いていきます。
※ここからは、スレートに書かれたちょっくんワールドをある程度再現し、筆者の意訳付きでお送りします。
ぶんぶくんの一日
in奄美大島
ぶんぶくんは、ひとり、「タカノハズタの海」をお散歩中でした。
そこに「セダカカワハギくん」が遊びにきました。
お友達のセダカカワハギくんに、暇だからこの後1杯付き合ってくれないかと、BARへお誘いしましたが、いや、やめておくよと断られてしまいました。
悲しくなったぶんぶくんは、仕方なく帰路へ。
ぶんぶくんの悲しみを代弁するかのように、雨が降り出しました。
「カサノリ」の傘をさして家路を急ぎます。
蛍の森が見えるお家へ到着。
ふかふかの海綿ベッドに入りました。
今日も一日楽しかったなあ~おやすみなさい。
とまあ、こんな感じで1ダイブが進んでいきました(笑)
ぶんぶくんの正体は?
実は日本のダイビング界でぶんぶくんを有名にした発祥の地は、セブ島。
国際空港のあるマクタン島にダイビングサービス「アクエリアスダイバーズ」を構える、オーナーの白石拓己さんが「ぶんぶくん」の名付け親です。
ぶんぶくんはウ二綱ブンブク目に属する海洋動物で、“ん”を取って、「ブンブク」が正解です。
この「ブンブク」の殻に穴を開けて、顔に見立てたものがぶんぶくん。
多くの場合、ぶんぶくんの口となる部分(白石さんによれば、「穴は、ブンブクの下についているので、ブンブクの口の部分で良いと思います」とのこと)がすでに開いていることが多いので、それに目を作成しています。
生息域はブンブクの種類にもよりますが、房総半島以南から太平洋、大西洋、インド洋、紅海、ハワイなど比較的暖かい地域で観察されています。
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撮影を担当していた越智カメラマンは、
「多くの場合、ガイドがスレートに書いてくれる内容は、なんとなく書いている途中で予想ができるんだけど、ちょっくんの場合は、途中で分かることはほとんどなく、というか、最後まで書かれてもわからないこともあるよ(笑)。自分の頭上にはてなマークがぽわぽわって浮かんでいる感じ」
と言い、
「でも新鮮で、引き出しが多いから一緒に潜っていて楽しいし、奄美を潜り込んで、どこにどんな生物がいるのか把握していないと、あのガイドはできないから。すごいなあと思うよ」
と、心底関心している様子でした。
メルヘンガイドが気に入ったようで、2人楽しそうに、ぶんぶくんを始め、奄美北部の海を撮影していました。
続きは、来年公開のウェブマガジンをお楽しみに♪
■Supported by 奄美大島ダイビングショップ ネバーランド
いつも遊び心を忘れない夢の場所、奄美大島ダイビングショップ ネバーランド。
名前の由来は、スタッフがずっといられるお店を作り、それによってお客様もずっと来てくれる、夢の国のような楽しい場所にしたいという意味が込められている。
オーナーの古田さんは20歳で奄美に降り立ち、4年前に独立。
現在常駐スタッフ6名、非常勤スタッフ2名の合計8名体制(合計ダイビングガイドは5名)奄美北部の海を案内している。
東シナ海はボート、太平洋はビーチで、東シナ海、太平洋、両方のポイントを使い分け、いろいろな表情の奄美の海を楽しく(メルヘンに?)ガイド中。
2017年12月から笠利町用に移転し、リニューアルオープンの予定。
【2017年11月末まで】
〒894-0412
鹿児島県大島郡龍郷町芦徳629番地
0997-56-1001
E-mail:info@amami-umikaze.net
【2017年12月以降】
〒894-0621
鹿児島県奄美市笠利町用1762-1
0997-56-1001
E-mail:info@amami-umikaze.net