1本でワイドからマクロまで! 手軽なのにダイナミックなビーチポイント「キリスト浜」に潜入
奄美大島ダイビングショップネバーランドから車で10分のところにある、太平洋側のビーチポイント「キリスト浜」。
今まで紹介したのは、すべて「東シナ海側」の湾内のポイントで、キリスト浜は、今回唯一「太平洋側」で潜ったポイント。
奄美大島北部は、太平洋側にも東シナ海側にも行くことができる、よくばりなダイバーにはもってこいのエリアなのです。
優雅な砂地から、一気にワイルドな
リーフが登場するキリスト浜
太平洋側にあるキリスト浜は、海水浴客も多い遠浅のビーチからエントリーします。
光のゆらめきがきれいな白い砂地を進むと、いきなりリーフが登場。
この日は天候にも恵まれ、太陽の光が強く降り注ぐ午後1時ごろにエントリーすることができました。
リーフが見えてすぐ、キリスト浜のメインの場所である、スイムスルーのできるクレバスへ到着。
光の中を行き来して撮影しました。
実は、この2日ほど前にもキリスト浜で撮影をしたのですが、そのときは太陽が雲に隠れていて、陽の光がまったく差し込んでいませんでした。
リベンジしたこの日は、光のカーテンが美しく、ガイドをしてくれた古田直基さん(愛称:ちょっくん)も田中伸さんも「ここがあのキリスト浜ですか!?」と目がまん丸に!
キリスト浜で撮影をするときに気をつけたいのは、光のきれいなこのクレバスの場所は、水深が6mほどしかないこと。
つまり、ずっと安全停止をしているくらいの水深なので、いつもよりもウエイトの量を調整しなければいけません。
しかも、このクレバス内は簡単に舞い上がる砂地。
ウエイトが重すぎて中性浮力を失うと、せっかく差し込む光が美しくても、“巻き上がりで中層が真っ白になってしまって撮影できない”ということになりかねないのです。
さらにもう1つ、呼吸の仕方にも注意が必要。
撮影する側もモデルも、吐き出されたエアによって、細かい浮遊物が舞ってしまいます。
特に気にしていない人も多いかもしれないけれど、取材時にはカメラマンもモデルも結構気を使って撮影しています。
泡があったほうがいい場合、ないほうがいい場合など、環境や風景によって異なるものの、いづれにしても早くに撮影場所、画角をきめて素早く撮影するというのがポイント。
キリスト浜はビギナーでも簡単に楽しむことができる水深でありながら、きちんとした中性浮力のスキルも必要だということがわかりました。
帰りがけには、フィッシュウォッチングや
マクロ撮影も楽しめる!
リーフには、たくさんの生物が生息。
特にこの時期にかわいいのは、イシガキカエルウオの幼魚です。
驚いたことに、奄美大島の北部には、イキガキカエルウオがそこらじゅうに生息していました!(奄美なのに石垣!笑)
それ以外にも、「太平洋側にくると、スズメダイが多く生息しているんですよ」と、ガイドのちょっくん。
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さらに、キリスト浜では、エキジットした後にもお楽しみが♪
エキジットポイントから目と鼻の先に、近頃話題の「ハートロック」がありました!
ハートロックに遊びにくる観光客の方はたくさんいるものの、その下(海の中)の光景が見られるのはダイバーだけなので、ノンダイバーの友人にちょっとした自慢話ができるかもしれないし、今流行りのインスタ映えだって狙えちゃうかも!?(笑)
■Supported by 奄美大島ダイビングショップ ネバーランド
いつも遊び心を忘れない夢の場所、奄美大島ダイビングショップ ネバーランド。
名前の由来は、スタッフがずっといられるお店を作り、それによってお客様もずっと来てくれる、夢の国のような楽しい場所にしたいという意味が込められている。
オーナーの古田さんは20歳で奄美に降り立ち、4年前に独立。
現在常駐スタッフ6名、非常勤スタッフ2名の合計8名体制(合計ダイビングガイドは5名)奄美北部の海を案内している。
東シナ海はボート、太平洋はビーチで、東シナ海、太平洋、両方のポイントを使い分け、いろいろな表情の奄美の海を楽しく(メルヘンに?)ガイド中。
2017年12月から笠利町用に移転し、リニューアルオープンの予定。
【2017年11月末まで】
〒894-0412
鹿児島県大島郡龍郷町芦徳629番地
0997-56-1001
E-mail:info@amami-umikaze.net
【2017年12月以降】
〒894-0621
鹿児島県奄美市笠利町用1762-1
0997-56-1001
E-mail:info@amami-umikaze.net