「奄美の海へいらっしゃーい!」 奄美最大級のコモンシコロサンゴの前で、水中トーテムポールに挑戦
水中トーテムポール、よーい!
奄美大島最大級のサンゴ、コモンシコロサンゴ(年間3㎜しか成長しないのに、一周約63mもある!通称大仏サンゴ)の前で、水中トーテムポールを作ろうと盛り上がりました。
はじめは、それぞれが下の人の肩の上に乗って……と計画しましたが、コモンシコロサンゴのある水底が約15mなので、8人乗ったら水面に出てしまう危険性があるという計算のもと、肩車でのトーテムポールを作ることに。
奄美大島ダイビングショップ ネバーランドのオーナーの古田さん(ちょっくん)が、スレートに「水中トーテムポール、よーい!」と書くと、みな、配置につきました。
一番下には、奄美の海が大好きで、年間200本奄美の海で潜っており、とうとう昨年から移住してしまったというPAPAさん、その上にちょっくん、そのうえにゲストの方が4名、その上にスタッフの伸さん、その上に稲生が乗せてもらいました。
全員フィンを抜いだほうがいいという越智カメラマンの一言で、フィンを脱いだものの、脱いだ瞬間みんなの中性浮力が崩れる……。
個人的にはフィンを脱いだ状態で、一番上(水底から8mくらいまで浮上しなくてはいけない)まで上ることはできるのだろうか、そのまま水面に浮上してしまわないだろうかと、一抹の不安にかられていました。
着々と、つみネコゲームのように、人が積み上がっていきました。
4番目くらいから少しずつバランスが崩れ出すも、今こそチームワークを発揮する時!と、みんなで支え合いました。
あまり長い時間体制を維持するのは難しいので、上のほうのメンバーは早めに浮上を開始して、中層待機。
伸さんが配置に付いたので、私がその上に行こうとするも、7人分の泡が一気に上がってきていて、なかなかトーテムポールの一番上にたどり着けない(笑)
シューコポコポコというかわいらしいエア音を通り越して、ゴーボゴボゴボゴボーーー!という泡の筒の中に入っていくような気分でした。
なんとか配置に付き、手を広げました。
*
トーテムポールの歴史や目的は調べていただくとして、トーテムポールにはそれぞれに意味があり、その中でも「手を広げる」というのは「歓迎者像」と呼ばれています。人が両手を挙げて広げ、招待者を歓迎している姿が彫刻されている特別なトーテムポールで、催事の際に一時的に立てられていたそうです。
「奄美の海へいらっしゃーい!」
そんな感じの水中歓迎像のトーテムポールが完成しました。
奄美の海を思いっきり楽しむ!
ネバーランドの魅力
奄美最大級のコモンシコロサンゴの前で、最大級のトーテムポールを一致団結して作ることができたのは、ひとえに息の合ったゲストのみなさんの協力のおかげ。
今回土台を支えてくれたPAPAさんに話を聞いてみると、ネバーランドは7~8割の方がリピーターになり、年に数回、通っているとのこと。
「1人で来ても、船に一緒に乗れば仲良くなるし、寂しいことはありません。まあ自分の場合はだいたい知り合いになっていますけどね~」と笑顔。
だからこんなにも息が合ったのかな。
今回トーテムポールを作ったところは砂地なのですが、ここの海域は砂泥ではないので、多少巻き上げてしまっても、すぐに落ち着く砂地。
透明度のいい奄美の海だからこそ、また、おもしろいことやってみようとフレキシブルな頭脳を持つガイド陣だからこそ、こうやってフィッシュウォッチング以外にも楽しめたんだな~と、久しぶりに心拍数があがり、爆笑しすぎてエアの消費が早かったダイビングとなりました。
あー楽しかった! またやりましょうねー!
■Supported by 奄美大島ダイビングショップ ネバーランド
いつも遊び心を忘れない夢の場所、奄美大島ダイビングショップ ネバーランド。
名前の由来は、スタッフがずっといられるお店を作り、それによってお客様もずっと来てくれる、夢の国のような楽しい場所にしたいという意味が込められている。
オーナーの古田さんは20歳で奄美に降り立ち、4年前に独立。
現在常駐スタッフ6名、非常勤スタッフ2名の合計8名体制(合計ダイビングガイドは5名)奄美北部の海を案内している。
東シナ海はボート、太平洋はビーチで、東シナ海、太平洋、両方のポイントを使い分け、いろいろな表情の奄美の海を楽しく(メルヘンに?)ガイド中。
2017年12月から笠利町用に移転し、リニューアルオープンの予定。
【2017年11月末まで】
〒894-0412
鹿児島県大島郡龍郷町芦徳629番地
0997-56-1001
E-mail:info@amami-umikaze.net
【2017年12月以降】
〒894-0621
鹿児島県奄美市笠利町用1762-1
0997-56-1001
E-mail:info@amami-umikaze.net
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