上質なホテルが揃うマレーシアでも一際ユニークなデザインのリゾート
日本でアジアンリゾートがブームになったのは90年代の後半。
旅行誌はもちろん女性誌や情報誌でも、バリ島やベトナムを中心に、シックで高級感あふれるリゾートホテルが紹介されました。
そんなアジアンリゾートが、最近、また人気を集めているそう。
各地に個性際立つリゾートホテルが登場し、贅を尽くしたファシリティが異空間へと誘う…忙しい日々から離れて、のんびり過ごすには最高の舞台です。
マレーシアのランカウイ島も上質なホテルが集まるリゾートエリアのひとつ。
この島で外せないのが、2005年にオープンしたフォーシーズンズ・リゾート・ランカウイ。
ランカウイ島へ行ったら、レストランやバーだけでも利用したいユニークなデザインが魅力です。
訪れるのは絶対的に夜がおすすめ。
無数のランタンが光る通路を抜けると、巨大な壺と松明に飾られたスペースが広がり、その先には光を反射する鉄板に守られたレセプションがあります。
衝撃的なエントランスによって、一気に休日モード突入です。
繊細な意匠の欄間や回廊などマレーシアの宮殿をイメージさせるデザインに加え、ところどころに見られるイスラミックなモチーフが印象的。
特にルー・バーは、モロッカンスイタイルのラウンジで、ビーチを眺めながら水パイプ…という異次元トリップに浸れます。
これらのデザインとランドスケープを手がけたのは、売れっ子空間デザイナー、ビル・ベンスリーとタイを代表する建築家レック・ブンナンという黄金タッグ。
壁に飾られたオブジェやさりげなく置かれた家具などに遊び心があふれ、“居るだけで楽しい”リゾートホテルがこの2人らしい。
ちなみに先日紹介したタイのザ・ナカもブンナン氏のデザインですね。
リゾートの目の前には真っ白なタンジュンルービーチが延び、背後に連なるのは幻想的な山々。
豊かな緑を配したガーデンに、マレー建築の建物が点在します。
人気のビーチ・ヴィラは、リビングからテラス、ビーチへと続く開放感が秀逸。
アクティブ派よりものんびり派におすすめしたい客室です。
と、まあ、最近ちょっと忙しかったので、自分が行きたい願望もこめておすすめリゾートを紹介してみました。
穏やかな湾を眺めながら、ただひたすらゆったり過ごしたいですねぇ。