業界初“ダイバー×美容師”によるダイビング時のマスクも映えるヘアアレンジテク6選!傷み防止のケア方法も
「せっかく楽しいダイビングで撮ってもらった写真、私の前髪、ワカメみたいになびいちゃってる…」(※)。ダイビングをする方なら一度は、こんな経験があるのではないだろうか。これでは、せっかく美人やイケメンがイケてるマスクを身につけて、非日常的な水中世界を背景にしても、思い出が台無し…、なんてこともある。
※この状態を本記事では、「ワカメ髪」と呼ぶ
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これでは、前髪がワカメのようになびき、せっかくの美人・イケメンが台無しだ…。
水温が低い時期はフードなどを被り、前髪の乱れは気にならなかったが、これからの水温が上がる季節はフードを被らず潜るダイバーも増え、マスク装着時に前髪が邪魔になったり、ワカメ髪問題も発生する。そこで、このダイバーならではの悩みを、前髪をアレンジすることによって解決し、よりダイビングを楽しいものにしようと立ち上がったのが国産のダイビングギアブランド「GULL」だ。さらに今回、髪のスペシャリストとして協力を仰いだのは、東京都吉祥寺の少人数制プライベートヘアサロン「vert 吉祥寺店(ヴェール)」のオーナー・藤野雄也さんとダイバーでもあるスタイリスト・鹿子木健司さん。ダイバーたちの悩める前髪不快問題を解決すべく、過去に例のない“ダイバー×美容師”によるヘアアレンジテクを6つご提案!
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左:藤野さん、右:鹿子木さん
では早速、藤野さんと鹿子木さんによる前髪アレンジテクを紹介していこう。アレンジ1と2は男女問わず活用できるもの、アレンジ3以降は特に女性におすすめしたいアレンジテクとなる。
アレンジ1. 前髪を完全固定!「くるりんぱ」
男女問わず、扱いに困るランキング1位といっても過言ではない、前髪がまゆげの長さの場合。この前髪の長さだと、後ろ髪と合わせて束ねることも、オールバックにしてマスクのバンドで留めることもできず、まさに本記事1枚目の写真のようにワカメ髪まっしぐら。そんなダイバーには、ゴムだけでできる王道ヘアアレンジ「くるりんぱ」をご紹介!
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STEP1.
まず、正三角形のイメージするように前髪を取り、頭部から2cmほどのところをゴムでまとめる。
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STEP2.
ゴムの下に隙間をつくり、その間に毛束を通し、360度くるりんと回転させる。この“くるりん”と回転させるのがこのヘアアレンジの由来。
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STEP3.
くるりんと回転させた毛先を持って、左右にギュッと割く。このとき頭部に向かって垂直に割くのではなく、頭部となるべく平行に割くとしっかりと固定される。
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STEP4.
STEP1〜3のセットは1つでもいいが、その左右にもいくつかつくることで、より水中でのワカメ髪防止になり、すっきりとした印象に!
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▼実際に水中でやってみると、見事に脱ワカメ髪に成功!
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ヴェイダー ブラックシリコン サンバシルバー
GULL No.1人気で、美しい曲線を描くフレームとより快適なダイビングを実現する機能が搭載された一眼レンズマスク。黒髪に合う黒いシリコンと、シルバーのフレームでカッコよく、クールな雰囲気を目指しました!
アレンジ2. こなれ感をプラス!「編み込み風ネジネジ」
アレンジ1の「くるりんぱ」と同様に前髪がまゆげの長さのダイバーで、ちょっとしたこなれ感を演出したい方におすすめのヘアピンを使った編み込み風な簡単アレンジテクを伝授!
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STEP1.
二等辺三角形をイメージするように、少なめに中央の前髪を取る。
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STEP2.
取った前髪をネジネジとねじっていく。ある程度捻れたら、頭から約3cmの部分にピンの開いている先が後頭部側になるように挿し、痛くないところまでさらにねじる。
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STEP3.
しっかりとねじったら、ヘアピンの開いている先が後頭部側になるようにし、その開いている先端を支点にヘアピンを縦方向に180度返す。そして、捻りの起点部分(毛束)に向かって、ヘアピンをスッと突き刺す。そうすると抜けなくなり、髪が固定される。もしヘアピンで留めた部分に緩いところがあったら、もう一本のヘアピンですでに挿しているヘアピンにクロスするように挿すことでしっかりと固定することができる!
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STEP4.
より編み込み風にするために、STEP1〜3のセットを左右にいくつかつくる。このときのコツは、頭部の中心部に向かってねじることと、頭部の中心部分に寄せるようにヘアピンを刺すこと。そうすると、さらに編み込み風になり、おしゃれな雰囲気に!これであなたもイケてるダイバー風に。
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マンティスLVR ホワイトシリコン ミラーイースターグリーン(新色)
マンティスLVのフォルムを小型化し、究極のフィット感を実現した二眼マスク。髪型は編み込み風でオシャレにキメて、二眼マスクでかっこよく。そこにあえてシリコンとフレームのカラーを明るくすることで、抜け感のある若々しい印象に。
アレンジ3 面長さん必見!「サイドツイスト」
特に顔の形が面長気味で縦の長さが気になる女性ダイバーにおすすめしたい、輪郭の形を踏まえたうえでの超簡単前髪アレンジ。面長気味の場合は、前髪を使ってできるだけ顔のサイドにボリュームを出すと、縦と横のバランスを取れてGOOD!
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before
STEP1.
左右に分けた前髪の片側の毛束を取り、外側に向かっての耳上のあたりまで、ねじっていく。
STEP2.
ある程度ねじったら、下から上に向かってヘアピンを挿して固定する。このときヘアピンは髪の毛の流れに逆らって挿した方がくずれにくくなる。これをもう片方も同様に。そうすると、横のアウトラインが少し広がるのと同時に、おでこが見えて横のラインも出るので、顔全体のバランスが取れて、整った印象に♪
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ヴェイダーファネット ホワイトシリコン ミラーイースターグリーン(新色)
「ヴェイダー」を小顔向けにアレンジした、女性の表情を美しく見せるのに最適なマスク!ヘアアレンジとおでこのラインに、さらに一眼マスクの横のラインを加えることを狙ってチョイス!ホワイトシリコンと鮮やかなグリーンで爽やかで可愛らしい印象に!
アレンジ4 丸顔さんにおすすめ!「斜め前髪」
アレンジ3の「サイドツイスト」では面長の方に向けた前髪アレンジだったが、こちらは丸顔やおでこが広いダイバーに特におすすめしたい前髪を斜めにするアレンジ(というよりは、豆知識)。
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ちなみに…、丸顔やおでこが広いダイバーが仮に前髪をオールバックなどにすると、おでこ丸出しで顔の割合に対して髪の毛の幅がほとんどなくなり、“ほぼ顔”という状態になる。さらに、メガネや髭がある人は顔の印象が濃くなるのと同様にマスクにレギュレーターをつけると顔の印象は最大に濃い状態になる。その状態で髪の毛の割合が少ないとさらにバランスが悪くなるわけだ。もちろん、ワカメ髪にならないという観点からはオールバックでスッキリさせるのはもちろん良いのだが、せっかくなら可愛く見せたいところ。
STEP1.
上述した内容を踏まえると、前髪を斜めに下ろして、正面から前髪の面積が広くなるようにするのがベスト。そうすると顔と髪の毛の割合のバランスがよくなるというわけだ。斜めに下ろした前髪は、水中でもずれないようにヘアピンで留めよう。
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ヴェイダーファネット ホワイトシリコン ミラーナデシコピンク
小顔の丸顔の女性には、なるべく小さなマスクでさらに可愛らしい印象になるようにピンクの一眼マスクをチョイス。一眼マスクであれば、水中でも表情が見えやすく、上述した“ほぼ顔”という状態をなるべく抑えることができる。
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