サンゴ礁への脅威

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人類のプラスチックへの執着が、自然が作り上げた驚異の一つ、サンゴ礁を破壊しているという新たな証拠が現れています。

単に美しいというだけではなく、サンゴ礁は呼吸をする生命体で、生態系として命に満ち溢れています。サンゴ礁が占める面積は、世界の海洋表面の0.1%未満にすぎませんが、海の全ての生物の25%に、それらが不可欠な生息地を提供しています。そして、サイクロンや海面上昇から沿岸地域のコミュニティを守る重要な役割も果たしており、2億7千5百万の人々が食料や生活をサンゴ礁に直接依存して生きています。

しかし、今サンゴ礁は多くの地域で、脅威にさらされています。
私たちは、過去30年の間に気候変動、過剰漁獲、そして陸上でのさまざまな活動に起因した海洋温暖化により、世界のサンゴの50%を失ってしまいました。

今年のサイエンス誌に掲載されたアジア太平洋地域の159のサンゴ礁調査では、驚くべきことにサンゴに絡み合った11億1,000ものプラスチック製品があるとの推定がなされました。この数字は、今後7年間でさらに40%増加すると予測されています。

(UNEP本部 News&Stories 3月5日より要約)

一般社団法人日本UNEP協会
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オーシャナは、国際サンゴ礁年2018の趣旨に沿って、サンゴ保全や普及啓発の活動・支援を行うこととし、環境省により、国際サンゴ礁年オフィシャルサポーターとして任命されました。
国際サンゴ礁年とは、サンゴ礁の生態系の価値や、それを取り巻く脅威について、より広く認識・理解するよう普及啓発し、一人一人の行動を促すために世界規模で行っているキャンペーンのこと。
これ以上サンゴがなくならないよう、正しい知識を学び、ダイバーとして一人一人が行動していきましょう。
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PROFILE
UNEP(国連環境計画)は、世界の環境問題や持続可能な開発に向けた環境対策への取組みなど、地球規模でさまざまな環境問題の対策を実施している国連組織です。
1972年国連人間環境会議(ストックホルムにて開催)の決議により設立されました。

日本では2015年に、一般社団法人 日本UNEP協会 が発足。日本におけるUNEPの活動の普及を図るとともに、UNEPを通じて日本と海外とを結び、環境保護活動を積極的に推進しています。
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