凄すぎる海! オーストラリア レディエリオット島 [LADY ELLIOT ISLAND]

Australia / オーストラリア

Mother Nature's Private Island

Photo&Text
越智隆治
Special Thanks
クィーンズランド州政府観光局、レディエリオットアイランド
Design
PanariDesign
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この記事は約3分で読めます。

マンタにサメにコビアにイルカ!人生最高の1ダイブ!

ダイバーを気にせず、砂地で堂々と爆睡を続けるアカウミガメ

ダイバーを気にせず、砂地で堂々と爆睡を続けるアカウミガメ

それは、ダイビング2日目のモーニングダイブでのこと。1本目にガイドしてくれたクリスのガイドで、他のゲストとは別行動で潜ることに。ビギナーダイバーと一緒では、ちょっと距離があるライトハウスボミーから、セヴェランスレック(沈船)までのコースを流すことに。

僕とクリス以外のメンバーは、ダイビング歴30年、2000本のダイビング経験のある、明日で70歳になるおばあちゃんダイバーのスー。それに、クリスの弟のニック。

エントリーするなり、ライトハウスボミーでクリーニングするマンタに遭遇。あまり近くでは撮影できなかったけど、第一のターゲットを早々に撮影できたので、リラックスしてダイビングを続けた。

ダイバーを気にする事もなく、目の前で身悶えし続けるレパードシャーク

ダイバーを気にする事もなく、目の前で身悶えし続けるレパードシャーク

しかし、凄かったのは、その後。ウミガメやエイが何匹も姿を見せるのは当たり前なのだけど、そこに泳いで現れたのは、シャベルノーズシャーク(サカタザメの一種)!はっきり言って、マンタよりメチャクチャレア。興奮を抑えてアプローチしたが、やはり緊張が伝わったのか、360度方向転換して泳ぎ去ってしまった。写真はどうにか撮影できた感じ。でも、午後のダイブで止まっているところをしっかり撮影できた。

その直後には、今度は巨大なアカウミガメが砂地でぐっすり眠っていた。こんな、無防備でいいのか? 接近して撮影しても、微動だにしない。皆と顔を見合わせて、思わず笑ってしまった。

クリーニングしていたマンタも、印象が薄い?

クリーニングしていたマンタも、印象が薄い?

また少し移動すると、クリスがサンゴの根の上でホバリングしている生き物を指差した。またマンタかなと思ったら、なんと巨大なマダラエイ。(え~、マンタみたいにクリーニングしてる!)と思って、逃げないようにゆっくりアプローチしたが、こちらに気づいたのかクリーニングをやめて、移動を始めた。それでも、慌てて逃げるでも無く、近くで撮影……、と目をかすめたのは、今度は砂地に鎮座するレパードシャーク(トラフザメ)。

4匹のエイが砂地に集まっていた

4匹のエイが砂地に集まっていた

根の下をのぞくと、オオテンジクザメが巨体を横たえていた

根の下をのぞくと、オオテンジクザメが巨体を横たえていた

エイを追うのをやめて、そちらに接近。すると、このレパードシャーク、突然体を激しくよじって身悶えし始めた。(なんだ! なんだ!?)と思いながら撮影。どうやら、身体についていたコバンザメが相当気になるらしい。まるで犬か猫のように、海底に身体をこすりつけて暴れまわる。またまたおかしくて皆で顔を見合わせて大笑い。しばらく皆のことも気にせず身悶えると、落ち着いたのか何事も無かったかのように泳ぎ去っていった。

サンゴの根の上でクリーニングのためにホバリングしていた巨大なマダラエイ

サンゴの根の上でクリーニングのためにホバリングしていた巨大なマダラエイ

と、その頭上には、身悶えるレパードシャークを傍観するように、3匹のマダラトビエイたちが。接近しても、慌てて逃げる感じでもなかった。

珍しいシャベルノーズシャークも2ダイブで目撃

珍しいシャベルノーズシャークも2ダイブで目撃

しばらく行くと砂地に4匹のエイが固まっていた。しかも、アカエイ(の仲間)とツカエイの2種類。繁殖のために集まってたわけではないらしい。それを撮影していると、クリスが(あっちにサメ)のジェスチャー。向かって見ると、巨大なオオテンジクザメが2匹。サンゴの根の下で身体を休めていた。もうこれだけでも、かなり満足なダイビング。しかし、メインイベントはここからだった。

悠然と泳ぐマダラトビエイ

悠然と泳ぐマダラトビエイ

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