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エクストリーム・スキル(第3回)

バックワーズ・キック ~後ろに進むフィンキック~閲覧無制限

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バックワーズ・キック
~ダイビング中に後ろに進むことができる “フィンキック”~

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水平姿勢のまま、
後ろに進むことができるフィンキック

後ろに進むことができるフィンキックが“バックワーズ・キック(BACK WARDS KICK=逆方向キック)”。

水平姿勢のまま、方向転換することなく、バックギアを入れたように進むことができる便利なフィンキックだ。

例えば、フォト派であれば、被写体から目を離さずに、カメラを構えたまま下がることができるし、狭い行き止まりのケーブでも方向転換することなく、そのままの姿勢で出てくることができる。

さらに、下がれるということは、泳いでいる時に、急ブレーキをかけることも可能となる。

このテクニックも水中の基本姿勢“ホリゾンタル・トリム(Horizontal trim=水平姿勢)”と両輪だが、レジャーダイビングでも活かすことができるだろう。

手順とチェックポイント

■デモンストレーション動画

手順はシンプル
水平姿勢からフィンを引き上げるだけ

基本となるホリゾンタルトリム(水平姿勢)から、フィンを伸ばしたり引き上げる。
手順はこれだけだ。手順の難しさはないので、仕組みを理解し、コツをつかめばマスターできる。

バック1

バック2

フィンの甲を使ったフィンキック

フィンキックは前方への推進力にしか使ったことのないダイバーがほとんどだろう。
まずは、なぜ、後ろに進むのか、その仕組みを理解し、イメージすることがポイントとなる。

フィンの甲の部分で水をキャッチし、推進力とする

フィンの甲の部分で水をキャッチし、推進力とする

図のように、フィンを下げた状態から引き上げる際、フィンの甲の面で水をつかんで(キックして)推進力を得るのがきのキックの本質だ。

足首を固定したまま
“小指をあおる(回しながら引き上げる)”イメージ

フィンを引き上げる際の足の動きは、そのまま真っすぐ引き上げるのでなく、開脚しつつ足を引き上げる、いわば“逆フロッグキック”のような動きとなる。

コツは、足首に角度をつけることと、小指を意識すること。
そうすれば、自然とキック全体の動きに連動するはずだ。

足を下げた状態。足首の角度と小指の動きを意識しよう

足を下げた状態。足首の角度と小指の動きを意識しよう



足を開脚しながらフィンを引き上げる

足を開脚しながらフィンを引き上げる



フィンの甲が水をつかめるように足首に角度をつけ、小指をあおる(回しながら引き上げる)イメージ

フィンの甲が水をつかめるように足首に角度をつけ、小指をあおる(回しながら引き上げる)イメージ

陸上で足の動きを確認
最も効果的な練習はドライシミュレーション

頭で理解したら、陸に寝そべって足の動きをつかむことが最も効果的。
この時、漠然と行うのではなく、先述したイメージを思い浮かべながら行うとマスターも早いだろう。

【パメラ・初体験レポート】
目からウロコMEMO

■いきなり本番だと頭が混乱
足の動きの感覚をつかめたら、後ろに進んだ!

「今まで、フィンキックで後ろに進んだことなんかないので、いきなりやってみたら、頭が混乱(笑)。言葉を聞いただけでもすぐにわからず、他のキックと同じように、加藤さんにプールサイドで足を動きを教えてもらったらちょっとイメージできるようになりました。それでもよくわからなかったので、プールのへりにつかまって足の動きだけ確認したりなんかもして、やっと後ろに進めるようになりました! 一度、足の動きの感覚をつかむことが大事ですね」

水平姿勢が基本のフィンキックなので、陸で寝そべりながら練習ができるのがメリット。
また、それでもコツがつかめない場合は、プールのヘリにつかまったり、浅瀬で何度もためしてみよう。

当然、マスターしているダイバーに、実際に足をつかんでもらって、動きを教えてもらうのと効果的だ。

足の動きを実際に体感してから練習すると、上達も早い

足の動きを実際に体感してから練習すると、上達も早い

蹴るというより引っぱるイメージ!?

「キックというと水を蹴るというイメージだけど、足の甲で水を引っ張るイメージかな」

ダイバーの多くが未体験のフィンキックなので、説明を聞いてもイメージが難しいバックワーズ・キック。

マスターすれば、ダイビングの範囲も広がるので、ぜひトライしてみてくださいね!

■はじめてのバックワーズ・キック

★エクストリーム・スキル体験をしたいダイバーはこちから

(構成・文/寺山英樹)

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