今年も御蔵島ドルフィンスイム解禁!イルカを3人で独占した昨年3月

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御蔵島は、島の周りに100頭以上もの野生のミナミハンドウイルカが棲息し、イルカの生態を観察したり、一緒に泳いだりということができる世界的にも稀少な場所です。

野生のイルカ保護のため、御蔵島でドルフィンスイムが許可されている期間は3/15から11/15までとなっています。
というよりも、冬は海が荒れやすく、船がほとんど就航しない、御蔵島に辿り着けてもイルカ船が出せない、という現状も多々あると思います。

御蔵島は、このような断崖絶壁に囲まれた島。

断崖に囲まれた御蔵島

断崖に囲まれた御蔵島

桟橋は一つのみ。
北西の風が強く吹くとすぐに船は欠航します。
1週間2週間就かなくなることも、冬はしょっちゅうです。

御蔵島、荒れた日の桟橋

御蔵島、荒れた日の桟橋

このように少しでも波がかぶると、船は桟橋に接岸することができません。
酷い時は桟橋すべてが見えなくなるほどの荒波となり、桟橋の街灯がもぎ取れたことも!

今年もドルフィンスイムが解禁となった初の週末は欠航でした。

さて、今回は、昨年の3月末に御蔵島を訪れたときの話です。

私は一人で御蔵島を訪れたのですが、この時期に島を訪れる人はよっぽどの物好きで、イルカ船も御蔵島全宿のお客さんを一隻に集めて、たったの3人。
しかも超常連、みんな友達(笑)

3月でありながら、奇跡的に天候海況が安定しており、黒潮も当たり、暖かい海で泳ぐことができました。
暖かいとはいえ、水温は20度、船の上は吹きっ晒しのため、ものすごーく寒いです。

そして昨年初めて出会ったイルカ。

御蔵島のイルカ(撮影:鈴木あやの)

歓迎してくれたイルカたち OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough+フィッシュアイコンバーターFCON-T01、SCN 水中ワイド2モード

なんともまぁ素晴らしき歓迎モードでした♪
冬の間、人間と泳いでいなかったため、遊びたくてしょうがない!といった様子でした。

お客さんもたったの3人、常連なのでみな御蔵島のイルカに慣れていてゆったり泳ぐので、イルカたちものんびりゆったり。
マスクが曇って、水面でマスクを外して直したりしているのに、横でイルカが待っているという(笑)。
長い時間一緒に泳ぐことができました。

当時発売されたばかりのOLYMPUS STYLUS TG-2 Toughで、マリンダイビングフェア用の撮影もしていました。

御蔵島のイルカ(撮影:鈴木あやの)

ゆったり遊んだイルカ OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough+フィッシュアイコンバーターFCON-T01、SCN 水中ワイド2モード

水中ワイド2というSCNモードは、ピントを一定の範囲で固定してくれるので、濁った海や、動きが速い被写体でも、ピントが合わなくてシャッターが切れなかった!ということがなくなります。

TG2で動画も撮影しました。

私の大好きなイルカ、ほっぺにダルマザメにかじられた傷跡のある「ほっぺちゃん」にもまた出会えてゆったりと泳げて感激!
こうやって半年近く会わずにいても、覚えていてくれているのか、また一緒に泳いでくれる。
嬉しい再会を遂げました。

上の動画を撮影している様子はこちらです。

御蔵島のイルカ(撮影:秋本哲志)

鈴木あやのTG2で撮影中、撮影:秋本哲志

もうひとつ、イルカたちがピーピーと鳴きながらゆったりと泳いでいる動画を。

コンデジですが、鳴き声も綺麗に録音できています~。
こちらもこんな感じで撮影していました。

御蔵島のイルカ(撮影:秋本哲志)

鈴木あやのTG2で撮影中、撮影:秋本哲志

素潜りで野生のイルカに合わせて泳ぐドルフィンスイムでは、水の抵抗の少ない小さなカメラというのはとても魅力的です。
ハウジング無しで、カメラそのままで水深15m防水、フィッシュアイコンバーターを本体に直接つけられるので、イルカのような大物ワイド撮影にも最適!

とまぁ宣伝のようになってしまいましたが、今年もマリンダイビングフェア、オリンパスブースで無料フォトセミナーを担当しますので、ぜひ、お立ち寄り下さい!

■2014年4月4日(金)、5日(土)、6日(日) マリンダイビングフェア2014@東京・池袋サンシャインシティ
オリンパスブースにてフォトセミナー担当(参加費無料)
マリンダイビングフェア2014|Fotopus|オリンパス

私の講演「イルカ撮影にも最適!ワイドからスーパーマクロまで楽しい小型カメラ♪」は、
4/4金 11:30~12:10 15:30~16:10
4/5土 12:30~13:10 16:00~16:40 の計4回です。
今年は主に、新発売のSTYLUS TG-850 ToughOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough、ミラーレス一眼 OLYMPUS OM-D E-M5の話をします。

■2014年3月10日(月)発売 ダイビング雑誌「月刊ダイバー」4月号
イルカ特集「夢叶う、憧憬のドルフィンスイム」
「イルカに魅せられて」御蔵島の記事を担当しています。
月刊ダイバー [diver-web]
雑誌「月刊ダイバー」イルカ特集、朝日新聞掲載トークショーなど | イルカと泳ぐということ

■御蔵島の基本情報、宿、ドルフィンスイムなどの問い合わせは御蔵島観光協会HPへ
御蔵島観光案内所

■御蔵島桟橋ライブカメラ
こちらのサイトから、御蔵島の桟橋の様子をリアルタイムで見ることができます。
御蔵島の天気や、黒潮情報も!
御蔵島の桟橋カメラ

※編集部より
オーシャナの御蔵島ツアー、2014年分はまだ若干残席があります。

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PROFILE
野生のイルカと目を合わせ、心通わせ共に泳ぐ。それは至福の時。

その感動を伝えるべく、水中モデルとしてイルカと泳ぐ様子を発信し、写真家としてドルフィンスイマーであるからこそ撮れるイルカの表情を撮影。
野生のイルカの生態や行動、人との関わりなど、独自に研究も行っている。

1979年 東京生まれ
2001年 東京大学農学部卒業
2003年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 修士課程修了
2007年 企業での研究職・商品開発職を経て、小笠原にて野生のイルカに出逢う
2009年 五反田映像祭グランプリ受賞「小笠原の大自然と皆既日食」
2010年 「イルカの瞳に魅せられて」個展
2012年 「野生のイルカと共に」個展
2012年・2013年度 世界自然遺産小笠原諸島カレンダー出版
2013年2月 「イルカの暮らす島」個展 オリンパスギャラリー東京・大阪
2013年7月 「イルカと泳ぐ」鈴木あやの写真集 新潮社より刊行

テレビ東京「ソロモン流」(人物ドキュメンタリー番組)出演、BS朝日「ボクらの地球・イルカの島の奇跡」出演、フジテレビニュースJAPAN出演など、現在、テレビ、ラジオ、CM出演や、講演、フォトセミナー講師、記事執筆、映像制作などの活動を行っている。
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