八丈島のダイビング取材で、一番感動した意外なこととは?
先日アップした八丈島のウェブマガジン。
その取材で、率直に一番感動したのは、まさに八丈島に到着したとき。
「なにこれ、体が絶好調なんだけど!」
馬鹿っぽい感想かつ海に感動しないでどうするって話なんだが(笑)、これが八丈島の第一印象。
そう、ダイバーって、結構、初日は寝不足なのだ。
日帰りとか週末とか弾丸とかだとなおさら。
週末ダイビングは、体調を考えると前泊がオススメ。
移動日に潜るのと、寝てから潜るのでは、体の負担が全然違う。
ただ、短期間で効率よく潜ろうとすると、どうしても無理をするか、移動を睡眠に当てるしかない。
そういう意味では、夜出発の伊豆諸島行きの東海汽船での船旅は、横になって寝られるし、前泊しているようなもので快適なわけだが、他の島では、やっぱりちょっとだけ寝不足。
というのも、御蔵とか三宅とかだと5時とか6時に着いてしまうので、もうちょっと寝たい。仮眠もありだけど、2回寝るは意外と疲れる(じじぃなだけか)。
その点、22時30分発→8時50分八丈島着の橘丸の船旅は、たっぷり睡眠した上で、翌日も朝から行動できて、なんともちょうどいい到着時間のだ。
こんなに体調よく迎えられるダイビング初日はかなり久しぶりかもしれない(やっぱり、じじぃなのかな……)。
ダイビングでは、“都市部からの距離と海の良さは比例する説”があるが、疲労も距離に比例する。
半島ダイビングだと「西伊豆で潜りたいけど、翌日仕事で早いから真鶴でサクッと潜ろ」といった判断があるが、八丈島の船旅は、黒潮にグングン近づいている間に寝ていられるのが素敵。
海の良さがアップし、疲労は軽減するのだ。
「寝不足はダイビングの大敵です」とか言っておきながらそうもいかないダイビングライフなわけだが、仕事帰りに船に飛び乗って、翌日朝から絶好調で潜れるのがこんなに楽しいとは!
ほんと、寝不足はダイビングの大敵です(笑)。
ただ、効率を考えると帰りは飛行機がよいが、よくできたもので(?)、片道が船で片道が飛行機だと割高。
船か飛行機か選択に悩むところだが、時間に少し余裕があるなら、やっぱり船旅が最高だな。