フォト派のヒヤリハット体験談 2位 離反
前回、紹介したフォト派のヒヤリハット体験談1位減圧関連
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_2637.html
今回は2位の離反(ロスト)
さまざまな離反の原因
■写真撮影に夢中になっていると仲間とはぐれたり、
違うグループについて行きそうになったりします。
他のグループも同じショップのタンクを使っていると間違えやすいです。
■最近、ガイドとはぐれることが増えたような気がする。
ホームと思って油断しているのかも。
■宮古島でケーブダイビングをしていたときに、ワイドで写真を撮っていたら、
いつの間に仲間がケーブの中に消えてしまった。
ケーブ内は真っ暗で、私はライトを用意していなかったので、
ストロボで発光しながら進みました。
中で仲間と出会えたけど、あの時にはぐれていたと思うと怖いですね。
離反すると……
■クマノミを夢中で撮影していたら、ガイドさんとはぐれてしまい、
結局見つけてもらいましたが、ガイドさんの残圧がなくなってしまい、
急浮上しました。私のせいです。
■じっくり集中して撮っていて、顔を上げたら周りに誰もいなく、
頭に浮かぶのは堀江さんの「太平洋ひとりぼっち」と
アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」。そして、「ダイバー漂流・極限230㌔」。
なんて、5分を待たずにガイドさんが迎えにきてくれるのでよいのですが、
短時間でも一人っていうのは焦ります。
離反を防ぐには……
■ガイドとはぐれたときの安全停止中、
頭上に移動中のボートの回転したスクリューが……。ビックリしました。
フロートはやはり何時も必要だと痛感しました
■毎回、一度はヒヤッ!としているかも。私のスキルが低いので、
イントラにくっついていくのでいっぱいです。
バディがいない!とキョロキョロすることも。
大抵、すぐ上とかすぐ後ろにいてくれるのですが、見失うとドキッとします。
■夢中になって写真を撮っていて、
ふと周りを見ると誰もいないことがたまにあります。
ブリーフィングのコース取りを思い出し、
方向を定めてグループに合流できています。今のところ。
ブリーフィングはよく聞いておきましょう。
■奄美のビーチで透明度の悪い中、アカメハゼの撮影に夢中になっていて、
ガイドやバディとはぐれてしまいました。動いたらいけないと思い。
じっと待っていたら探してもらい会うことができました。
周りを見ながら撮影しなければいけないと思いました。
【傾向と対策】
陸でブリーフィングに集中&水中でチラ見
離反の原因と予防策。さらに、離反したことによる別のトラブルまで、
すべて読者のヒヤリハット体験談に答えが書いてあったが、
中でも重要なポイントは、ブリーフィング。
そうでなくても水中ではぐれる可能性は常にあるが、
被写体に集中しがちなフォト派ならなおさら。
必ずはぐれたときの手順を確認し合うことを忘れずに。
また、水中では撮影しつつもバディやグループの位置をチラ見でチェック。
最初は意識して行えば、
そのうち自然に自分のタイミングでできるようになるはず。