ガイドに聞く! 船のタイプ別コツとツボ
ダイビングで利用するボートは種類もいろいろ。
そんな中から日本でよく見るタイプのボートでの、
リスクや安全策、利用術のコツとツボをガイドさんに聞いてみました。
漁船
■狭いし揺れるのでときかく歩きまわらないことが一番。
板にまたいで座ることが多いが、一度座ったらポジションは移動しないようにしよう。
■揺れたときに、前に座っている人のファーストステージが当たったりすることがあるので、
手で押さえたりするといい。
■曇り止めは陸上で済ませて、タンクも背負ってしまい、
スポットに到着したら後はエントリーするだけの状態がベスト。
座っているときは、タンクの底を椅子やデッキにつけてしまい、重さを逃がしてあげること。
※スポットまで近い場合
■ラダーを上がるのが、特に女性なんかは大変なので、
遠慮なくウエイトを外してから上がったほうがいい。
平底スピードボート
■このタイプの船は船上の重さや波の影響を受けやすいのが特徴。
なので、もそ器材を背負わずに移動するなら、器材は真ん中に並べておく。
■移動のとは左右対称に乗り、エントリーは一斉に行なうのが理想。
小型ボートでバラバラにエントリーすると船はかなり揺れてしまい、
残されたダイバーがバランスを崩すことも。
■ジャイアントエントリーよりバックロールの方が船への衝撃は少ない。
■海況が悪いときは、タンクを背負っているなら、
進行方向に背中を向けて座ると体が安定する。
というのも、船首が跳ね上がるので、前を向いていると、
跳ねたのとタンクの重みで後ろに倒れてしまうから。
クルーザー、大型ダイビング専用ボート
■走行中に2階から1階に降りる人がいるが注意が必要。
特にラダーに対して後ろ向きだと危ない。
■走行中のトイレは周りの景色が見えないので、
いきなり波の衝撃を受けたりするので注意。
■快適な場所は船によってかなり違う。
例えば、シャフト船はエンジンが真ん中についていることが多いが、
ジェット船は後ろのことが多い。
この場合、後ろは揺れないかわりに水をかぶりやすい。
いずれにせよ、まずはガイドさんの言うこと守るのが一番であることは間違いない。