辺野古・大浦湾の海から

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Dコミュ愛読者の皆さんこんにちは!

沖縄は一足先に梅雨が明けて、夏へとスイッチが切り替わりました。
そんな常夏の島から連載をさせていただく事になりました水中写真を撮っている『ヤス』と申します。

沖縄へ引っ越して早2年。旅行で訪れただけではなかなか気付かない沖縄、
住んでみないとなかなか感じる事の出来ない事など、
レジャーダイビングの枠に留まらず、海を通じてこの島の魅力を紹介してきたいと思います。

まずは、私が沖縄へ越して来て以来、
撮り続けている名護市の東海岸にある辺野古・大浦湾の海を紹介します。

一年ほど前からニュース等で報道機会が増えた、
普天間問題米海兵隊の移設候補地に上がる辺野古崎に隣接する場所であり、
目的意識が無いと沖縄の人でも行ってみようとはなかなか思わない場所でもあります。

大浦湾へ行ってみるとそこは、観光地化されている場所が殆ど無いため、
普通に通り過ぎてしまいそうなほど素朴な集落です。
車を走らせているとちょうど川の河口付近で海が見え始めるので、
沖縄の青い海のイメージとは少し違った茶色い海が目に留まります。

青い海が見える絶景の場所も有るけれど、国道331号線が海岸線から離れてしまい、
標識も無いので地元の人から情報を聞かないとなかなかそこにはたどり着かなかったりもします。

海の中も同様で、当時は案内してもらえるガイドさんに出会えず
地元の海人さんなどから情報を聞いて潜り始めました。

今回はいくつかあるポイントの中からアオサンゴを紹介します。
沖縄では石垣島の白保に数キロに渡って広がるアオサンゴが有名ですが、
大浦湾にはそことは異なる種類のアオサンゴ群落が有ります。

高さ12m幅50m奥行き30m、リーフ沿いに山脈の様にそびえています。
一枚の写真に全貌を写すことが出来ないのが残念ですが、
一説によると3000年も前から成長を続けているとのことです。年表を辿ると時は縄文時代。
日本の歴史を海の中から静かにみつめるとても大きな存在となって成長を続けています。
沖縄のサンゴは、環境の変化により9割が死滅したとも言われていますが、
種類によっては元気に生き続けています。

アオサンゴの周りには小魚やクマノミ等沢山の生物が暮らしています。
時にはウミガメやエイ等もやってきます。

辺野古・大浦湾の魅力を数回にわたって紹介していきますのでお楽しみに。

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