サンゴ移植はポラギノール?
今年は国際サンゴ礁年。
僕らも何かアクションを起こしたいのだが、
まずは何が問題でどう行動を起こすのかを考えねばならない。
最も目立つのは、各メディアで話題となっているサンゴ移植。
僕もA猪木に会いたいがためにそのプロジェクトの記者会見に参加したが、
ふと立ち止って考えてみると、
おもしろい試みだとは思うが、少し違和感がある。
僕が不勉強ということもあるかもしれないが、
サンゴの移植というのはその効果がよくわからない。
また、サンゴ礁を復活させる上でのポイントが違うような気もする。
例えば、「長男なのに痔なんです」でお馴染みの僕は、
ウォシュレットのトイレを探し、
誰にも見せられない格好でポラギノールを注入するわけだ。
確かにポラギノールはすばらしく、
腫れや痛みは抑えられるが、その場凌ぎに過ぎない。
睡眠や食事など生活習慣を変えなければ根本的な解決はないのである。
喜ぶのはポラギノールの会社の方たちだけ。
高い志を持つサンゴ移植とポラギノールを同列にするのは間違っているし、
ポラギノールを塗ることも大事である(しみじみ)。
しかし、ポラギノールを塗るのと並行して、
例えば沖縄の痔の原因である生活排水、
さらに言えば、生活排水を出すホテル、利用する自分たちに目を向けなければいけない。
もちろん、経済も合わせて考えねばならないので、
最終的に“生活かかってんだから、サンゴは死んでもいい”
という結論だってありだ。
僕だって、生活かかっているので、
職業柄、痔の根本解決は難しく、
治さずにポラギノールで何とか凌ぐしかない。
それは、すべて受け入れての僕の選択だ。
ポラギノールで直ったとは思っていない。
つまり、サンゴ礁の移植がポラギノールに終わらなければいい。
ちょっと似ているし……。