一人前のダイバーになれるのか!?泳げない初心者ダイバー”カナ・ヅチ子”の奮闘月記(第1回)

泳げない初心者ダイバー、いつかハンマーヘッドシャークと一緒に泳ぐってよ。

この記事は約6分で読めます。

泳げない、いわゆる金槌ながらもCカードを取得することができた初心者ダイバー 海南 槌子(カナ・ヅチ子)。そんなカナ・ヅチ子がハンマーヘッドシャークに出会い一緒に泳ぐまでの道のりを書き留める連載をスタートします!海や泳ぐことに対してネガティブな印象がある方も一緒に楽しめるような、初心者だから感じるダイビングのアレコレを赤裸々に綴っていきたい。

初めまして、カナ・ヅチ子と申します。

泳ぐことができない、Cカードを取得したばかりの私、カナ・ヅチ子、26歳、女子。
今年の2月にCカードを取得した初心者ダイバーです。
そして、私は泳ぐことができない、いわゆるカナヅチ。

正確に言うと、犬かきと平泳ぎは多少できますが、進むのが遅く、疲れたら水中に沈んでいきます。小中学生の頃にあったプールの授業では、泳げない組レーンから昇格することはできませんでした。
一度、プール教室の体験に連れて行ってもらいましたが、友だちができただけで泳ぎは上達せず(笑)。その他、カナヅチならではの悲しい体験談については次回お伝えしたいと思っています。

さて、自己紹介はさておき、第一回目では、この連載の最終回となるであろう、“ハンマーヘッドシャークと泳ぐ”という連載のテーマが決まった経緯とその心情をお話ししていきたいと思います。
通勤電車に揺られながら、あるいは、ソファーに横になりながら、でも寝落ちしないぐらいの感じで読んでもらえると嬉しいです。

ハンマーヘッドシャークは突然に。

ハンマーヘッドシャークと一緒に泳ぐという目標も、カナ・ヅチ子という名前も、ひょんなことから一瞬のうちに決まった。

元々、初心者ダイバーの連載記事を書こうと思っていたが、どんな内容でどんなタイトル名にするかなど、こんなにもアイデアが出ないものかと行き詰まっていた。
そこで、改めてなんでダイビングをやってこなかったかを考えたとき、「泳げないから海で遊ぶこと自体を避けていた」という思いに気づいた。

そこから、泳げないというワードから連想してまず生まれたのがカナ・ヅチ子という名前だ。

泳げない=カナヅチと言われていることから名付けてみた。
意外としっくりきて気に入っている。そして、カナヅチという名前に関連性のある海洋生物はいないか考えていたら、カナヅチ=ハンマー=ハンマーヘッドシャークと意外と早くまたまたしっくりくる生物を見つけてしまった。しかもなんかかっこいい響き。

さて、名前は決まったが、肝心な連載内容はどうしよう。

あ、ちょっと無謀かもしれないがひらめいてしまった。
「初心者ダイバーカナ・ヅチ子、ハンマーヘッドシャークに会う」

達成できるのがいつになるかは分からないが、自分で挑戦してみたいという気持ちが勝ってしまったのかもしれない。他にも正当な理由はちゃんとある。
ハンマーヘッドシャークに出会えるスポットの記事や編集部員の話を聞いていると、ハンマーヘッドシャークに遭遇する場所は初心者ではまだ潜ることができない、ある程度のダイビングスキルが必要なポイントだった。そこで、そのポイントが潜れるまでのスキルを身につける初心者の過程をこの連載記事で紹介していくのは、初心者ならではのお悩みや、あるあるを共有していく場にもなると感じた。

そして、会いに行っても必ずしもハンマーヘッドシャークに会えるとは限らないし、カナ・ヅチ子のスキルが全く上がらないかもしれない。そう、必ずしもハンマーヘッドシャークに会って終わるか分からないという部分にも注目してほしい。

と言いつつ、私はハンマーヘッドシャークについて何も知らない。まずはハンマーヘッドシャークについて調べてみることにした。
編集部内で、神子元でハンマーヘッドシャークが見れるという会話を聞いたことがあり、ハンマーヘッドシャークの見た目と出会える場所については知っていたため、まずは生態について調べた。(流石にサメだから凶暴だったら嫌だな)

<ハンマーヘッドシャークについて>
・世間一般では「凶暴」「危険」と言われているが、実際には神経質でハンマーヘッドシャークから近づくことはなかなかない。
・呼吸音を嫌っているのかダイバーを見ると普通は逃げる。
・サメ類全般の中ではやや気性が荒く、海水浴場のような場所や、人の脚が立つような比較的浅い海域にも進出し、駆除の対象にもなることから近寄らないように警戒を呼びかけている。

参照元:https://www.mikomoto.com/seasonality/hummerheadshark.html
https://mikomoto-ms.com/campaign/2019/02/27120414.html

どうやらそこまで凶暴なサメではないようで安心。では、ダイビングスキルはどれぐらい必要なのだろうか?

潜るスポット/必要スキルについて

・潮の流れがとても複雑で難易度の高いドリフトダイビング(フリー潜行が基本)
・経験本数は最低30本。
・基本ダイビングスキルができる。

①セッティング、装着、セルフチェックができる
②潜降・浮上がスムーズに出来、中性浮力が取れる
③残圧やNDLの自己管理が出来る

参照元:https://www.alies.jp/mikomotolevel

わぉ、サメの凶暴さよりもダイビングスキルの方が重要そうではないか!まだ、10本程度しか潜れていない私は、まず基本レベルのスキルを磨く必要がある。でも、ちゃんとダイビングスキルを磨けば行けないところでもないかも!? とちょっとホッともしている。

待ってろよ、ハンマーヘッドシャーク!

という流れでスタートする連載ですが、冒頭でも述べたように、私自身泳げないカナヅチなため、今でもダイビング中は色々と悩みが絶えない日々を送っています。なので、そんなハンマーヘッドシャークに出会うまでのダイビングで起きた悩みや疑問をテーマに挙げて解決していきたいなとも思っています。たとえば、ゲップが出る、耳抜きができないのでロープに頼ってるなど。

次回は、“カナ・ヅチ子はどれくらいカナヅチなのか?”体験談をお話しします。
泳げない人でもダイビングができるという一筋の光となれると嬉しいなと。
「興味ないよ」と思ったそこのあなた。泳げない人がどんなに辛い思いをしているか是非知ってほしいです。

それではまた次回。

カナ・ヅチ子
ダイビングが好きでこの会社に入ったわけではないが、どういうわけかCカードを取得。ダイビングは好きだけど、ダイビングが大好きな編集部のメンバーとの温度差を感じる日々。Cカード取得後も、ダイビングよりかは、その土地の食べ物や趣のある旅館の方が楽しみになっているのは編集部には内緒。と言っても自然や水中世界が大好きなので、旅をしながら、ゆるーく、その土地のことを知りながら、気ままにダイビングを楽しめるダイバーになることが目標。食べることとお酒と海洋生物の不思議な行動を目撃するのが大好きな26歳、女子。魚料理について意外と詳しかったりして。

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PROFILE
ダイビングが好きでこの会社に入ったわけではないが、どういうわけかCカードを取得。ダイビングは好きだけど、ダイビングが大好きな編集部のメンバーとの温度差を感じる日々。Cカード取得後も、ダイビングよりかは、その土地の食べ物や趣のある旅館の方が楽しみになっているのは編集部には内緒。と言っても自然や水中世界が大好きなので、旅をしながら、ゆるーく、その土地のことを知りながら、気ままにダイビングを楽しめるダイバーになることが目標。食べることとお酒と海洋生物の不思議な行動を目撃するのが大好きな26歳、女子。魚料理について意外と詳しかったりして。
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