【100円からOK】スマホ一つでサンゴ保全に参加しよう! ソフトバンクが沖縄のサンゴを守る募金を実施中

青く透きとおった海に色とりどりのサンゴ礁、その周りを泳ぎ回る魚たち。沖縄のダイビングで見られるこの美しい光景が、今、少しずつ変化をしている。昨年、沖縄各地のサンゴが白化し、一部は死滅。長年サンゴを増やす活動を行ってきた恩納村では、養殖や植え付け活動もできない状況となってきた。
私たちはこの状況を見ていることしかできないのだろうか?
現在、ソフトバンクが、サンゴ保全プロジェクト「未来とサンゴプロジェクト」の一環で、スマホ一台あれば誰でもできる「つながる募金」を実施中。本記事では、恩納村のサンゴの現状や、募金の仕方について詳しく紹介。サンゴの未来を共に考え、サポートする方法についてぜひご一読いただきたい。
沖縄・恩納村のサンゴ白化問題と保全活動
2024年は7月ごろから例年よりも海水温の高い状態が続いたことで、沖縄周辺海域のサンゴが白化し、死滅してしまうエリアも多々見られた。サンゴ礁が減ってしまうと生き物の棲家がなくなり、自然のサイクルは崩れてしまう。その影響はダイビングなど観光業だけでなく漁業にも影響が。
沖縄県の恩納村では、過去にも大きな白化減少を受け、サンゴ礁が減少すると特産品であるもずくや海ぶどうの漁獲量にも影響が出ることから、1998年からサンゴを増やすための活動を恩納村漁業協同組合に所属する漁師たちが始めた。
サンゴは精子と卵で増える「有性生殖」と、断片から成長する「無性生殖」の2つの方法で繁殖する。この特性を活かし、恩納村では海底に打ち込んだ鉄筋や棚の上で親サンゴを育成し、さらにその一部を折って作った「サンゴ苗」を別の場所に植え付け、無性生殖で増やす方法を主に実施。また、親サンゴが年に一度産卵をする習性を利用した、有性生殖もみられる。前例がない中、試行錯誤を重ね、生存率を高めることに成功した。

「ひび建て式」で養殖された恩納村のサンゴ
一方で、無性生殖でサンゴを増やす方法に対し、遺伝的多様性が低くなるリスクも長い間懸念されていた。無性生殖で増えたサンゴは遺伝的に同一のクローンのため、特定の病気に弱かった場合に一気に同じ病気に多くのサンゴがかかってしまう可能性がある。また、クローン同士では有性生殖は行われず、子孫を残せない。
しかし、漁業者と沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者が協力し研究を続け、DNA解析の結果、「養殖サンゴの遺伝的多様性が、現時点で天然のサンゴと何ら変わりがないレベル」と2018年に発表された。これにより、養殖サンゴによる遺伝的リスクはほとんどなく、養殖サンゴと野生のサンゴによる有性生殖が起きても、種の保存に危険を及ぼさないことが現在では示されている。
(参考:https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2018/5/17/32730)
同年に恩納村は「サンゴの村宣言」を掲げ、村全体でサンゴの保全活動を推進。その一環として、毎年3月5日のサンゴの日に、「恩納村Save The Coralプロジェクト」と題し、ビーチクリーンやサンゴの植え付けイベントを行っている。ソフトバンクが主催する「未来とサンゴプロジェクト」のメンバーも、このイベントに参加。しかし、2024年の海水温上昇により養殖サンゴが減ってしまったため、サンゴ苗が用意できず、2025年のイベントでは植え付けはできない状態だ。
未来とサンゴプロジェクト
ソフトバンクの「未来とサンゴプロジェクト」は、恩納村のサンゴ保全を支援する取り組み。プロジェクトでは、以下のことを行なっている。
- 1. 寄付による応援:ソフトバンクが提供する「つながる募金」を通じて集まった寄付金を恩納村のサンゴ礁保全活動へ寄付
- 2. サンゴ植え付け活動への参加:ソフトバンクと恩納村がともにサンゴの植え付け活動を実施
- 3. ビーチクリーン活動への参加: 恩納村主催のビーチクリーン活動への参加
「つながる募金」のやり方
ソフトバンクが提供するプラットフォーム「つながる募金」への寄付はとても簡単。ソフトバンクを利用中の方は、携帯料金と一緒にやポイントを利用して寄付することが可能。そうでない方もクレジットカードで、期間と金額を選んで100円から寄付ができる。

「つながる募金」トップページより
サンゴの保全・再生活動に何か貢献したい。少しでもそう思った方は、まずは手軽にできる「つながる募金」に参加してみよう。小さな一歩でもたくさんの方が参加することで大きな支援につながることだろう。