【連載】ダイバー必見!2023年、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ!(第3回)

【鹿児島県・奄美大島】ダイバー必見!2023年秋、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ! 連載No.3

「あの海、今年はどんな感じかなぁ…」、「次はどこに行こうかなぁ…」と考えているダイバーの皆さまへ、全国各地のガイドたちが今シーズンの現地の海情報を提供!今回は、鹿児島県・大島郡(奄美大島)にダイビングショップを構える、「ネイティブシー奄美」のガイド・鈴木 貴大(すずき たかひろ)氏(以下、鈴木氏)にお話を伺った。

編集部

おすすめの海を教えていただけますか?

鈴木氏

当ショップが通年で潜っている笠利湾内は、奄美大島の北側(東シナ海側)に面しており、梅雨明け(6月下旬)から南風の吹くこの時期(7〜10月)は海況が穏やかになります。湾の外側に出て外洋のポイントをご案内することが多く、マクロ系が多い湾内と異なり、ダイナミックな地形や大物を狙うダイビングをお楽しみいただけます。当ショップでご案内している外洋ポイントは8ケ所ありますが、今回は「うきうきラブラブ」と「デッショ」を紹介いたします!

海況が穏やかなポイント付近

海況が穏やかなポイント付近

編集部

まずは「うきうきラブラブ」の様子を教えてください!変わったポイント名ですね!(笑)

鈴木氏

「うきうきラブラブ」はクレバスやアーチが点在する、地形派ダイバーにオススメのポイントです。水深は最大18mと地形ポイントとしては浅く、外洋ですが潮の流れもないので、初心者ダイバーでも安心して潜れます。ゴジラ岩、懺悔(ざんげ)の間等とそれぞれ名前が付いた場所があり、うきうき気分で楽しめるポイントです。

岩の間から漏れる光が美しい

岩の間から漏れる光が美しい

編集部

次に「デッショ」についてはいかがでしょうか?

鈴木氏

「デッショ」は奄美北部外洋で一番人気の中級者以上のダイバー向けポイントです。エントリーするとドロップオフの地形と、水面近くに群れるカスミチョウチョウウオの群れがお出迎えしてくれます。ハゼ狙いで深場に降りるのも良し、ゴロタでエビカニ探しも良し、棚上で群れに癒されるのも良しのポイントです。マダラトビエイ、イソマグロ等の大物も時に流れてくる息のつけないポイントでもあります。ピグミーシーホースも水深20mで観察できます。

優雅に泳ぐマダラトビエイ

優雅に泳ぐマダラトビエイ

普段は深場にいるピグミーシーホースがここでは水深20mで見られる

普段は深場にいるピグミーシーホースがここでは水深20mで見られる

編集部

今はどのようなゲストさんが多いですか?

鈴木氏

コロナ禍の影響により、ご旅行(ダイビング)を自粛されていた方が多くご来店されています。6割以上の方がご予約時に「ブランクがあるのですが…」とお申し出くださるのですが、内湾&外洋含めて16ケ所あるポイントから、お客様のご要望と当日の海況を考慮してご案内しております。

編集部

最後に一言お願いします!

鈴木氏

当ショップには7名のガイドが在籍しており、ブランクダイバーはもちろん、初心者から上級者までご対応いたします。また一眼レフ撮影をしているガイドも複数おりますので、フォト派ダイバーの皆様にもご対応いたします。皆様のご来島をお待ちしております。

編集部

鈴木さん、ありがとうございました!

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PROFILE
0歳~22歳まで水泳に没頭し、日本選手権入賞や国際大会出場。新卒で電子部品メーカー(広報室)に入社。同時にダイビングも始める。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。ライターとして、全国各地の海へ取材に行く傍ら、フリーダイビングにゼロから挑戦。1年で日本代表となり世界選手権に出場。現在はスキンダイビングインストラクターとしてマリンアクティビティツアーやスキンダイビングレッスンを開催。
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