辺野古・大浦湾を潜る 米軍基地建設が進む海で出会った、奇跡のサンゴ

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辺野古の海と、どう向き合うべきか?

辺野古・大浦湾の米軍基地建設現場

辺野古・大浦湾の米軍基地建設現場

2008年7月18日に発行された「沖縄島・大浦湾におけるアオサンゴ群集 合同調査 レポート(速報)~生物多様性豊かな辺野古・大浦湾の海~」(日本自然保護協会・WWFジャパン・国士舘大学地理学研究室・沖縄リーフチェック研究会・じゅごんの里)には、「今後、この海域の生物多様性を大きく損失する脅威として、キャンプシュワブを中心に辺野古の礁池、大浦湾の西岸部の最深部を埋め立てる『普天間飛行場代替施設計画』は、アオサンゴ群集にも海流や濁度の変化によって影響を与えることが懸念され、辺野古・大浦湾の海域環境の生物多様性に大きな悪影響を与える可能性が極めて高い」と明記されています。辺野古・大浦湾の豊かな自然、そしてアオサンゴ群集守るため、僕に何が出来るのか…12月にこの海を潜って以来、そればかり考えています。

米軍基地の建設問題が持ち上がって以来、辺野古・大浦湾の貴重な自然を守るために、多くの方が長年にわたってさまざまな活動を続けています。ダイビングの世界に限っても、著名な水中写真家による素晴らしい写真集も発刊され、またガイドとして、多くのダイバーにこの海の素晴らしさ、かけがえのなさを伝えている方もいらっしゃいます。

そんな中で、「たった一日潜っただけの君に、何かできるの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。でも、自分にしか見えないもの、自分だからこそ感じられることは確かに存在し、まずはそれを、写真や動画、そして自分の言葉で伝え続けていきたいと思います。なぜなら、この海が、このアオサンゴ群集が好きだから。

そしてこの3月、ふたたび辺野古・大浦湾で潜って来ました。
そこで僕は、奇跡のような驚きの光景を目の当たりにするのですが、そのお話はまた別の機会に!

最後に、僕をこの素晴らしい海に導いてくださったNPO気候危機対策ネットワーク代表の武本匡弘さん、一緒に潜った熱意あふれる環境活動家の皆さん、本当にありがとうございました!

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PROFILE
海の美しさ・楽しさ、そして環境問題を映像や写真で発信することがライフワーク。
1992年に小笠原でスキューバダイビングとスキンダイビングを初体験して以来、海の魅力にどっぷりはまる。1997年からは御蔵島のドルフィンスイムに通い始め、イルカの魅力に取り憑かれる。2022年末に長年勤めていた科学館を退職し、ダイビングガイドの道に入る。
また2016年に、ドルフィンスイムガイドの草地ゆきと共に「御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会」を立ち上げ、鳥を捕食する御蔵島の野生化ネコを捕獲・譲渡する活動を行っている。
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