意外と潜っている!? 世界に誇る日本の海

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串本のソフトコーラルとキンギョハナダイの群れ(撮影:寺山英樹)

ダイバーとひと口に言っても、「リゾートでしか潜ったことがない」という人もいれば、「伊豆に通っています」という人もいます。

そこで、先日、ダイバーの皆さんにこんなアンケートを行ないました。

その結果がこちらです。

ダイビングの経験本数のうち、最も多く潜っている海はどこですか?

  • その他 (1%, 6 Votes)
  • 近場の国内(日帰りまたは一泊で行ける) (51%, 211 Votes)
  • 沖縄 (26%, 109 Votes)
  • 近い海外(トータル6日以内で行ける) (17%, 70 Votes)
  • 遠い海外(トータル1週間以上かかる) (5%, 20 Votes)

Total Voters: 416

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いや~、個人的には率直に嬉しい結果です。

海外で会うダイバーには、「リゾートでしか潜らない」「水温25度を切るなんて正気の沙汰ではない」という方も結構会いますし、伊豆に行ってもダイバーが驚くほどいないという実感があったのですが(平日にしか行かないことも大きいのですが)、皆さん、結構、日本の海をメインに潜っているのですね。

といっても、単に“オーシャナを見ている”ダイバーというデータなので、ダイバー一般には当てはまらないのですが、そんなごく限られた条件とはいえ、日本の海を多く潜っているダイバーが多いのは、日本の海好きの自分としては嬉しい限りです。

人より広く浅くいろんな海を潜ってきた僕ですが、やっぱり日本の海はすごい、と思います。

平均水温が20度も違い(ハワイからアラスカほどの違い!?)、驚くほどの生物種が集まる日本の海。

特に恵まれていると思うのが、生活圏から豊穣の海まで近いということ。
東京や大阪から2時間、日帰りで潜れてしまうって、実は結構すごい。

1泊すればハンマーヘッドシャークを狙えて、飛行機に飛び乗ればマンタやクリオネが待っていて、東海汽船にひと晩揺られればイルカと泳いでいるだなんて、世界中の都市を探してもあまりないような気がします。

もうちょっと安く潜れて、ダイビングスタイルの選択肢が増えれば言うことはないのですが、それでも世界的に恵まれた日本のダイビング環境。

まずは、通年潜って、ぜひ、日本の海の良さである、四季を感じてください。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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