鍵井靖章写真展「人魚が見た景色」8/2~外苑前・ナインギャラリーにて開催

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水中写真家の鍵井靖章氏(以下、鍵井氏)が、東京・外苑前のナインギャラリーにて8月2日(火)~14日(日)に写真展を開催する。今回のタイトルは「人魚が見た景色」。ファンタジックな響きのタイトルだが、一体どんな作品が見られるのだろうか。

今回の写真展は、昨年人気を博した鍵井氏の写真展「青い庭」の第2弾。この2年ほど、写真集制作のために国内の海を精力的に撮影してきた鍵井氏。この写真展では日本の海の新作を交え、よりブラッシュアップされた作品構成で、鍵井氏が見た海の世界を表現する。

8月11日に新刊写真集『にほんの海 日本列島海中景色紀行』を上梓すると聞いていたので、てっきり写真展も日本の海の作品が中心なのかと思っていた。しかし鍵井氏いわく「そう思うでしょ? でも違うんですよ。海外で過去に撮影した作品も展示します。みんなを驚かせたいと思って(笑)」とのこと。

「人魚が見た景色」というタイトルは“人魚がもしいたら、こんなふうに海の中の世界を見ているかも”というファンタジックな視点でつけられたという。どんな海の景観、生き物の写真が見られるのか、大いに期待したい。

鍵井氏の作品を使い、アーティストのMimi氏が制作した人魚のモチーフ

鍵井氏の作品を使い、アーティストのMimi氏が制作した人魚のモチーフ

また開催期間中には、アートディレクターの三村漢氏やアーティストMimi氏、そして新刊写真集の編集者など多彩なゲストを招いてのトークショーも開催される。作品の展示はもちろん、こちらもとても楽しみだ。なお会場では新刊写真集の先行販売も行われる。いち早く鍵井氏の写真集をゲットしたい方は、ぜひ会場へ足を運んでみてはいかがだろうか。

鍵井靖章写真展 「人魚が見た景色」


■開催期間:2022年8月2日(火)〜14日(日)(月曜休廊)
■開館時間:12:00~19:00(最終日は17:00まで)
■会場:ナインギャラリー
東京都港区北青山2-10-22 谷・荒井ビル1F
■入館料:無料

ギャラリートーク

8/2(火)19-20時 ゲスト:アートディレクター三村漢
8/5(金)19-20時 ゲスト:アートディレクター三村漢
8/6(土)19-20時 ゲスト:アーティストMimi
8/11(木・祝)19-20時 ソロトーク
8/12(金)19-20時 ゲスト:編集者 神谷有二(山と渓谷社)
8/13(土)19-20時 ソロトーク

※事前予約制・入場料500円(ワンドリンク付)
予約サイトはこちらからどうぞ 


 

水中写真家 鍵井靖章
1971年、兵庫県生まれ。1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中撮影に励む。
1998年に帰国し、独立。自然のリズムに寄り添い、生き物に出来るだけストレスを与えないような撮影スタイルを心がける。多彩な視点と色使いが人気で、大胆かつグラフィカルな水中写真で多くの人々を魅了する。一方3.11以降は、震災を経験した海に生きる生命を定期的に記録している。主な写真集に『unknown』(日経ナショナルジオグラフィック社刊)、『不思議の国の海』(PIE International)など多数。
2013年、2015年 日経ナショナルジオグラフィック優秀賞受賞など受賞歴多数。TBS「情熱大陸」、TBS 「クレイジージャーニー」などにも出演。

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PROFILE
大学時代に慶良間諸島でキャンプを行い、沖縄の海に魅せられる。卒業後、(株)水中造形センター入社。『マリンダイビング』、『海と島の旅』、『マリンフォト』編集部所属。モルディブ、タヒチ、セイシェル、ニューカレドニア、メキシコ、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、オーストラリアなどの海と島を取材。独立後はフリーランスの編集者・ライターとして、幅広いジャンルで活動を続けている。
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