【限定500部】水中写真家・鍵井靖章氏の最新写真集『MELUSINA』が発売に
常に新しいことへのチャレンジを続ける水中写真家・鍵井靖章氏(以下、鍵井氏)の最新写真集『MELUSINA』が発売された。デザイナーの三村漢氏とのタッグによるこの写真集、今までの鍵井ワールドとはひと味違うものになっているようだ。
今回リリースされた鍵井氏の写真集『MELUSINA』は、PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION のvol.6となる。このPHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTIONはアートディレクター・装丁家の三村漢氏が手掛ける写真集シリーズで「第一線で活躍する写真家たちが捉えた美しい瞬間を、美しいままに保存し、時を超えて分かち合うための写真集」だという。その言葉とおり、すべてのページがまるで写真展の展示作品を思わせる高画質な仕上がりになっている。
どんな写真集なのか? 鍵井氏に伺ってみた。
「鍵井の写真集の特徴である優しい感じではなく、ストロボやライトを駆使したThe水中写真。でも古い写真ではなく、いろんなテイストを経験した鍵井だから出せる新しいスタイルの水中写真集のひとつです。前作『にっぽんの海』に続いて、気鋭のデザイナー三村漢氏とタッグを組んだ連続2作目の写真集です」。
ちなみに写真集のタイトル『MELUSINA』は、フランスの伝承に登場する水の精霊の名前。ヨーロッパ各地に伝わる人魚伝説の大本になっているそうだ。
「鍵井さんの写真に写っている美しい魚は、一つひとつがすべてMELUSINAなんですよ。『人魚』という俗っぽいものではなく、一つひとつが精霊なんです」とある人からの嬉しい助言で、この写真集のタイトルが決まったという。
最高レベルの印刷で色鮮やかな鍵井ワールドを堪能できるこの写真集、限定500部の販売なので、気になる方は早めにご購入を!
写真:鍵井靖章
発行年:2023年
仕様:240mm×240mm ラスター(ハードカバー)
80ページ66点収録 豪華化粧箱付
サイン入りオリジナルプリント付(240mm×240mm)
印刷:DreamLabo 5000
価格:29,150円(税込・送料込)
※お求めはキヤノンオンラインショップまで
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1998年に帰国し、独立。自然のリズムに寄り添い、生き物に出来るだけストレスを与えないような撮影スタイルを心がける。多彩な視点と色使いが人気で、大胆かつグラフィカルな水中写真で多くの人々を魅了する。一方3.11以降は、震災を経験した海に生きる生命を定期的に記録している。主な写真集に『unknown』(日経ナショナルジオグラフィック社刊)、『不思議の国の海』(PIE International)など多数。
2013年、2015年 日経ナショナルジオグラフィック優秀賞受賞など受賞歴多数。TBS「情熱大陸」、TBS 「クレイジージャーニー」などにも出演。