水中写真家・鍵井靖章氏と7人のアーティストによる「青のサーカス」9/28~10/11に開催

水中写真家・鍵井靖章氏(以下、鍵井氏)と7人のアーティストたちの競演「青のサーカス」が、西武池袋本店のアートカプセルで9月28日より開催される。「鍵井氏の作品から、新たなアートを生み出す」というこの試み、いったいどんな作品が見られるのだろうか。

鍵井氏の作品「青のサーカス」(撮影地:モルディブ・マーレ環礁)

鍵井氏の作品「青のサーカス」(撮影地:モルディブ・マーレ環礁)

アート×アートの融合で生まれた作品が会場を彩る

国内外の海で精力的に活動を続ける鍵井氏は、8月に写真集『にほんの海 日本列島海中景色紀行』の上梓に続き、写真展「人魚が見た景色」を開催したばかり。そして今度は、多彩なアーティストとのコラボレーションで作品展を開催するという。

写真展「人魚が見た景色」ではMimi氏による人魚のモチーフが会場に展示されていたが、もともとさまざまなアーティストとのコラボレーションを盛んに行ってきている鍵井氏。今回の作品展ではフィールドの異なる7人の気鋭のアーティストたちが、鍵井氏の作品を贅沢にも素材として新たなアートを生み出しているというから、とても興味深い。

参加アーティストは鍵井氏のほか、明野さやか(表具師)、INGRID(アーティスト)、GAB/ガブ(アーティスト)、Sayaka(フォトアーティスト)、のどか(グラフィックデザイナー)、Masahide Nakada/ナカダマサヒデ(ガラスアーティスト)、Mimi(イラストレーター)の7名(敬称略)。

7月に開催されたグループ展「Blue+」でも、鍵井氏とコラボしていたアーティストINGRID氏の作品

7月に開催されたグループ展「Blue+」でも、鍵井氏とコラボしていたアーティストINGRID氏の作品

オリジナルの技法で、海の生き物たちをガラス工芸で表現するナカダマサヒデ氏の作品

オリジナルの技法で、海の生き物たちをガラス工芸で表現するナカダマサヒデ氏の作品

会場は2022年9月、西武池袋本店2階にオープンしたばかりのアートスペース「アートカプセル」。ここでの第2弾の展示として開催される。

9月30日(金)には、鍵井氏によるギャラリートークも2回開催される予定。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

青のサーカス〜水中写真家・鍵井靖章と多彩なアーティスト7人の華麗なる競演〜

■開催期間:2022年9月28日(水)〜10月11日(火)
※最終日10月11日(火)は午後6時閉場
■会場: 西武池袋本店 2F(中央B7)アートカプセル(ギャラリー&雑貨ショップ)
東京都豊島区南池袋1-28-1
TEL:03-3981-0111(大代表)
■営業時間:10:00~21:00 *日・祝休日は~20:00(不定休)
最新の営業時間は以下よりご確認ください。
https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/topics/page/rinjikyugyo2004.html
■企画:Nine Gallery

9月30日(金)にギャラリートーク開催
鍵井氏を中心にトーク 各1時間程度を予定。
①15時〜 ②18時〜
※各回定員20名。当日整理券配布を予定
水中写真家 鍵井靖章
1971年、兵庫県生まれ。1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中撮影に励む。
1998年に帰国し、独立。自然のリズムに寄り添い、生き物に出来るだけストレスを与えないような撮影スタイルを心がける。多彩な視点と色使いが人気で、大胆かつグラフィカルな水中写真で多くの人々を魅了する。一方3.11以降は、震災を経験した海に生きる生命を定期的に記録している。主な写真集に『unknown』(日経ナショナルジオグラフィック社刊)、『不思議の国の海』(PIE International)など多数。
2013年、2015年 日経ナショナルジオグラフィック優秀賞受賞など受賞歴多数。TBS「情熱大陸」、TBS 「クレイジージャーニー」などにも出演。

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PROFILE
大学時代に慶良間諸島でキャンプを行い、沖縄の海に魅せられる。卒業後、(株)水中造形センター入社。『マリンダイビング』、『海と島の旅』、『マリンフォト』編集部所属。モルディブ、タヒチ、セイシェル、ニューカレドニア、メキシコ、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、オーストラリアなどの海と島を取材。独立後はフリーランスの編集者・ライターとして、幅広いジャンルで活動を続けている。
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