葉山の“海のゆりかご”アマモを取り戻そう「海の草原 葉山のアマモ展」開催

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NPO法人葉山まちづくり協会の「葉山まちづくり館」(葉山町立図書館2階)にて2013年10月22日(火)~12月26日(木)の期間、葉山アマモ協議会の協力で「海の草原 葉山のアマモ展」を開催中です。

アマモ場は、生物が卵を産み子どもが育つことから「海のゆりかご」と呼ばれています。
また、たくさんの酸素を出し、海水や砂の中から栄養分を取ることで水をきれいにするとも言われています。

葉山のアマモ(撮影:NANA)

海のゆりかごと言われるアマモ(提供:ダイビングショップNANA

葉山アマモ協議会は、葉山町漁業協同組合、鹿島建設・葉山水域環境実験場、一色小学校、NPO法人スクーバミュージアムで構成され、50年前の葉山の海を取り戻そうと2008年頃から活動を開始した団体です。

葉山まちづくり協会では「葉山まちづくり館ギャラリー展示」として、年に5回ほど企画展示を行っており、今回のアマモ展は今年度のテーマ「葉山の海」の3つ目。
葉山アマモ協議会の、いろんな人々のかかわりで地元の海を元気にしようとする活動に注目しました。

漁師たちがアマモの種を採取し、その種を一色小学校の4年生が苗に育て、ダイバーが植えつける。
また漁師、研究者、ダイバーが協力して調査活動や広報活動を行うなど、それぞれが連携しながら活動している様子がイラストや写真で楽しくわかりやすく紹介されています。

活動場所近くにはダイビングポイントもあるらしいので、ダイバーにはとても身近な場所かもしれませんね!

そこで葉山の海に詳しいダイビングショップNANAの代表・佐藤さんにもコメントを頂きました。

「葉山のアマモは夏に浅場の水温が異常に高くなってしまったことや、強烈に海が荒れる台風でかなり減少してしまっているようです。
少し前まではあんなにすごい台風がなかなか無かったのが近年は毎年のように来ていて、一言で言ってしまえば、アマモも異常気象の影響のせいで減ってしまっていると言えると思います。
アマモが少しでも復活していけるように地元のダイバーとしてできることは、しっかりと協力していきたいと思っています。」

佐藤さん、ありがとうございました。
次回、葉山で潜る際には、「海の草原・アマモ」にも注目してみてはいかかでしょうか。

多くのダイバーも愛する葉山のアマモ展、ぜひ足を運んでみてください。
お話は、NPO法人葉山まちづくり協会さんに伺いました。

海の草原 葉山のアマモ展

期間:2013年10月22日~12月26日
休館日:11/25〜30、12/2、9、16、24、25日
開館時間:10:00~17:30
会場:葉山まちづくり館(図書館2階)
お問い合わせ:NPO法人 葉山まちづくり協会(046-876-0421)
まちづくり館ギャラリー2013

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PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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