「海の底から見た震災と再生」をテーマにした鍵井靖章写真展が大阪で開催
2013年12月21日(土)~大阪にある天保山マーケットプレイスにおいて、水中写真家の鍵井靖章さんによる写真展が開催されています。
鍵井さんには先日、東京・六本木ミッドタウン・FUJIFILM SQUAREで開催された写真展にてお話を伺ってきました。
水中写真家・鍵井靖章さんに「生(ライフ)って何ですか」って聞いてきました | オーシャナ
今回は、「海の底から見た震災と再生」をテーマに、約3年間撮影を続けている岩手県宮古市の海での作品が中心となっています。
先日六本木にて、「2011年3月11日に起きた東日本大震災をきっかけに自分の写真へのテーマが変わった」と真剣な眼差しでお話してくださった鍵井さん。
「震災を経験して一旦夢から醒めた。だからダンゴウオの写真集を作ろうと思った」ともお話してくださいましたが、今回はまさに震災と再生がテーマの写真展。
写真集からも伝わるものがたくさんありました。私は正直、喉の奥で何かを堪えたのを覚えています。
鍵井さんご本人に、今回の展示会についてのお話を伺いました。
「関西は被災地から少し距離のある分、震災に対する意識が低くなりつつあると感じています。僕は震災の3週間後から、どのメディアよりも早く三陸の水中撮影を今まで行ってきました。関西での展示のお話を頂いた時、“せっかく記録してきたのだから、たくさんの人に見て頂きたい”と思いお受けしました。そして、日本の海を・三陸の海を少しでも知ってもらいたいし、そのきっかけになれれば。」
また、12月29日に予定されているギャラリートークについては、こう語られていました。
「震災の海のご報告です。3年前から今まででどのように変化し、再生していっているのか。また現状は?それから、写真撮影までの過程や僕の気持ちの変化、見つめ直した大切なもののお話がしたいと思っています。」
「鍵井靖章写真展、海の底から見た震災と再生」は、2014年1月19日まで開催です。
そして12月29日は、ギャラリートークも開催。
予約不要、入場無料ですので、関西圏にお住いの方は是非いらしてください。
鍵井靖章写真展、海の底から見た震災と再生」 詳細
【期間】
2013年年12月21日(土)~2014年1月19日(日)
※2014年1月8日(水)、9日(木)は休館
【時間】
11:00〜20:00
【場所】
天保山マーケットプレース3階特設会場
【料金】
無料
【展示作品】
震災後の東北の海の水中写真など約50点
鍵井靖章ギャラリートーク 詳細
【日時】
2013年12月29日(日)
【時間】
13:00~、15:00~の2回、各30分
・申し込み不要、参加無料
・終了後、会場にて、写真集の販売会・サイン会を開催
【お問い合わせ】
海遊館インフォメーション 06-6576-5501
詳しくはこちら
鍵井靖章写真展、「ギャラリートーク」を開催します。:トピックス|海遊館