御蔵島のオーシャナ・イルカツアー2日目

 御蔵島のオーシャナ・イルカツアー

2日目も朝だけは晴れ間がのぞく。
金夜組も合流し御蔵の海へ。
御蔵島のオーシャナ・イルカツアー

この日もイルカはツンデレ。

たまにたくさんやって来て、
 御蔵島のオーシャナ・イルカツアー

「ん?」とこちらに興味を示すものの、
 御蔵島のオーシャナ・イルカツアー

すごいスピードで横を通り過ぎていく。
 御蔵島のオーシャナ・イルカツアー

海豚人丸》の加藤さんが「今日はイルカ同士でいろいろ忙しいみたいだね〜」とポツリ。
これほど、すべてのイルカがビュンビュンと通り過ぎていくのは珍しいという。
御蔵島の小・中学校が運動会だったのでテンションが上がってしまったのだろうか。

それでも、加藤さんが島を2周近く探してくれて
浅瀬で休憩中のイルカの集団を見つけて大接近。
 御蔵島のオーシャナ・イルカツアー

近くにいって、一生懸命、くるくる回ったり、
かくかく踊ったりしたけど、最後まであまりこちらには興味なさそう。
片思いの相手の気を引こうとして空周りしている気分……。
それでも、好きな相手は見ているだけでも幸せ。

御蔵島のオーシャナ・イルカツアー

それにしても、今回のように黒潮が離れていて、
あまりコンディションが良くない場合、
海の色をどうしようかとっても悩みどころ。

どうしようって、実際の海はどうしようもないんだけど、
今やパソコン上で緑の海を青くできてしまう時代。

雑誌でもサイトでも、“本当の姿”を見せるより、
“最高の写真”を見せることに意識がいってしまうことが多いけど、
今回は被写体が最高なだけに、
何だかパソコン上でいじるのはズルをしている気がして、
いじるのはカメラの設定だけにした。

ツンデレだって、透明度が悪くたって、それも御蔵のイルカの営みの一部で、
だからこそ黒潮大接近の真っ青な海でイルカと遊びまくった時の喜びは
得がたいものがある。
そして、憧れの相手を最高のシチュエーションで振り向かせるために、
何度も訪れてしまう。

その証拠に、僕らも、今日は陸上探索をして帰る予定だったが、
「今日こそ振り向かせる!」と急きょイルカに会いにいくことに。
こうして、イルカの追っかけがまた何人か増えましたとさ(笑)。

※下の2枚のイルカは同じシチュエーションだけど、
カメラの設定を変えると海の色も印象も全然違う。皆さんのお好みはどっちでしょ。

 御蔵島のオーシャナ・イルカツアー  御蔵島のオーシャナ・イルカツアー

ということで、今日も御蔵の海へ行ってきます!

 御蔵島のオーシャナ・イルカツアー
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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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