恩納村ロケ、水深45mのスミレナガハナダイのコロニー

沖縄の恩納村に来て、フィリピンで発生した台風も北西に遠ざかるルートを取ったので、その影響も無くなり、天気はご覧のような快晴が続いている。

沖縄・恩納村ロケ

取材の本筋も決まり、そのテーマに沿った取材を続けているのだけど、今回の主要なテーマの内容が写真的に多少地味目?な印象があるために、「なんか色味が欲しいかな」というカメラマン的視点からのリクエストに頭の悩ましていたベントスダイバーズの大原君(以下拓ちゃん)。

見かけに寄らず気真面目な性格なので、一晩眠らずに色々考えてくれた末、ちょっとディープな撮影をしましょうということになった。
それが、水深45mの根にあるスミレナガハナダイのコロニー。

2008年のWEB-LUEの取材で本部(ファイブオーシャン)を訪れた時にも、実は水深45m付近でのスミレナガハナダイのコロニーの撮影を行なったことがある。
そのときは、水面移動をして、かなり泳いでそのポイントに行き着いた記憶がある。

沖縄本部・ウェブマガジン
※クリックすると、当時のウェブマガジンがご覧いただけます。

このときは、コロニーが急なスロープ状の地形だったので、実はこの写真は両サイドから、スミレナガハナダイを追い込んでもらって撮影した。
水深45mという深さでそういう作業をしてもらいながらの撮影。
しかも確か10リットルのシングルタンク。
まあ、WEB-LUEの撮影では、こういうハードな撮影は毎回つきものではあるのだけど。

しかし、今回拓ちゃんは、CCRを装着。
自分のベールアウト(緊急時に使用する、予備タンク)の他に、僕用の50%ナイトロックスの入ったタンクの2本、それに、マクロカメラも持ってガイドをしてくれた。

ベントスタイバーズ・大原拓

重々しい感じだけど、エントリーポイントから距離的にもそれほど遠くは無いので、熟練ダイバーであれば、問題無く見に行ける場所ではある。
しかし、多少時間をかけての撮影となると、シングルタンクの他に予備タンクを持って行ってもらえた方が安心。

本当は、ウェブマガジンのPDFの記事用の撮影だったのだけど、話題性もあるので、ここで紹介することにする。
ここは、根になっていて、スミレナガハナダイのオス、メスだけでなく、ケラマハナダイの個体数も相当に多かった。
それに、根になっていて、あまりハナダイたちが逃げ回らないので、前回の本部のように、ガイドのフォローを受けなくてもそれなりに群れの写真撮影は可能だ。

沖縄・恩納村ロケ、スミレナガハナダイの群れ

フォト派で、こういうワイド写真を撮りたい方、船の都合もあるかもしれないけど、ちょっとリクエストしてみてはいかがですか。

writer
PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。