都会の真ん中で大自然超体験!Orbi Yokohama(オービィ横浜)にいってきました

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Orbi Yokohama(オービィ横浜)

世界初の“大自然超体感ミュージアム”「Orbi Yokohama」(オービィ横浜)に、いってきました!

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

ゲームで有名なあのSEGAと、自然や生命の美しさを捉えた映像で世界的な評価を得ているBBC EARTHがタッグを組んだプロジェクトが「Orbi」。
なんでも、2013年8月にオープンした、ここ「Orbi Yokohama」では、『人類が初めて体験する地球』を、横浜はみなとみらいのビル群のど真ん中で体感できるのだとか。

BBC EARTHとSEGAの共同開発とは言え、えらく大仰なキャッチフレーズを掲げるなぁ、言い過ぎでしょー(笑)
と、思いつつ、早速ミュージアム内に足を踏み入れると……。

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

いきなり巨大なスクリーンが!!
そしてそのスクリーンを所狭しと動き回るのは1:1サイズの動物達!

正直、大自然を体感する心の準備ができていなかった僕はあっけにとられました。
キリンが、ハンマーヘッドシャークが、縦横無尽に動いておる!

この巨大スクリーン「アニマルペディア」では、等身大の動物達の大きさを実感できるとともに、お客さんの動作を認識するセンサーを通してタッチした動物のトリビアを知ることもできます。

入館5秒でいきなり一度で二度美味しいアニマルペディアを前にして、僕はこう思ったわけです。
「Orbi、超楽しいぞ!!」

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

アニマルペディアにはサバンナのシーンと海のシーンがあるのです

アニマルペディアを抜けると、そこには更にリアルな自然体験を楽しめる「エキシビションゾーン」が広がります。

例えば、風を感じながら空撮映像で地球一周40,000kmの空の旅を楽しめる「EXHIBITION A 40,000」
振動と匂いで60本もの歯をもつ獰猛なコモドドラゴンの狩りを体感できる「EXHIBITION C 60」などなど。

ちなみに各エキシビションの名前には内容にちなんだ数字がついています!

他にもたくさんの“大自然超体感”できる展示がありました。

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

EXHIBITION A 40,000。前方から風も吹き、臨場感バツグン!

どれもこれもが、知らなかった世界の連続。
そんな世界が限りなくリアルに近い体験として、わたし達の体に直接伝わってきます。
そして、僕がアニマルペディアで感じた楽しさは、精錬された感動へと変わっていきました。

しかしリアルすぎて、「EXHIBITION C 60」では「あぁ、ボクは今ここでコモドドラゴンに食べられるんだ……」と、命を覚悟しましたよ……(笑)。

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

EXHIBITION C 60。中央の岩みたいな物体がコモドドラゴンですが、3Dメガネをかけているので、写真はこんな感じになります

ちなみに特にオススメしたいのが、-20℃の世界を体感できる「EXHIBITION D -89.2」。
このエキシビションの数字-89.2とは、実際に過去南極で観測された世界最低温度なんですよ。

ここでは10℃、0℃、と、部屋を進むごとにどんどん室温が下がっていくわけですが、最後の部屋ブリザードルームは、極寒の中の強風によって-20℃の世界を体感できます。
先にブリザードルームに入ったお客さんの悲鳴が-20℃の過酷さを物語ります。

ここに僕は半袖Tシャツ一枚で挑みました。完全にアホです(笑)。

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

寒さに耐え切れない筆者@EXHIBITION D -89.2

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

ブリザードルームの様子は0℃の部屋から見ることができます。ここで心が折れた人はなんとリタイヤも可能です(笑)

今ここで-20℃を体感しなきゃいけない意味がわからない(笑)。
ってくらい寒かったです。

正直あそこにだけはもう二度と……いやいや、何度でも極寒体験がしたくなりますね!

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

他にも、深海10,994mまでの旅を楽しめる癒し空間、「EXHIBITION E 10,994」などなど、盛り沢山なエキシビションゾーン

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

物販も充実!ここでしか買えないグッズもあって、自宅でも大自然が楽しめる(?)

そして、最後に行ったOrbiの目玉、「THEATER23.4」。

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

カメラに収まりきらないほど巨大なメインスクリーンと両サイドのリアススクリーンが映し出すのは、見たこともないほど雄大な自然界。
こんな世界があったなんて、知らなかったし、想像もつかなかった。

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

現在上映中なのは、北極、南極の四季を映した作品「アイスワールド」。
地球の端っこの四季折々のダイナミックな光景にその身を任せることができます。

THEATER 23.4の後には、Orbiで使用された映像、写真の撮影の模様を展示した「メイキング」というコーナーがあります。
ここで初めて、これまでのOrbiで体験した大自然が、実際に存在するものなんだということに、筆者は気づかされました。

Orbiでの体験は擬似なものかもしれないけれど、決して虚構のものではなかったのです。

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

数々の自然映像の撮影に成功するまでのBBC EARTHの軌跡がわかる「メイキング」

いやしかし、凄いですよ、Orbi Yokohama。
ここからは個人的な感想になってしまいますが、Orbiの凄いところは、私達に濃厚な「体験」を与えてくれる、というところだと思います。

「いや、そういうミュージアムなんだから、そりゃそうでしょ」と思われるかもしれません。
でも、本当にそうなのです。

今の時代、本やインターネットでだって、知識を得ることはできます。
けれど、それを直に体験することって誰にでもできることじゃないですよね。
そして、それを「体験」することがいかに大切なことか、それは皆さんだって知っていると思います。
当たり前のことでも、情報に溢れた社会で生きていると、そんな当り前のことすら忘れてしまいがちです。

そんな中にあってのOrbiでの自然体験は、誰にとっても貴重なものとなると思います。
Orbiでの体験は確かに擬似のものではありますが、それは普段わたし達が触れることのできないものであっても、この地球のどこかに実在するそれに限りなく近いものです。

何より、私達が全身で感じることのできるOrbiでの体験それ自体は、決して嘘じゃないんです。

わたし達が住んでいる地球の、誰にとっても新鮮な側面を可能な限りリアルな形で与えてくれるOrbi Yokohama。
是非一度足を運んでみて“大自然超体感”を全身で楽しんでみてはいかがでしょうか。

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PROFILE
横浜在住のダイビング歴一年ちょっとの新米ダイバー。ハタチのお気楽大学生。
大学生ダイビングサークル、「Ocean KIDs」でダイビングに出会い、同サークルの現会長を務める。
これからの人生において自分は大好きなダイビングとどんな付き合い方をしていくか、ということを考える毎日。
実はダイビングと同じくらい音楽が好きだったりして、音楽雑誌「OTONARI」の刊行にも関わる。
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