世界最大の動物、シロナガスクジラに大接近! マッコウクジラの決定的瞬間も!?

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現在、スリランカに約1ヶ月滞在して、シロナガスクジラとマッコウクジラの撮影を続けている。

スリランカのシロナガスクジラ(撮影:越智隆治)

最初に、南部にてシロナガスクジラ撮影を行い、その後北東部に移動して、マッコウクジラ撮影を行っていた。

シロナガスクジラもマッコウクジラも、取材期間中、ほとんど毎日のように遭遇した。

どちらも基本的には移動し続けるので、通過して泳ぎ去っていくことがほとんどで、ザトウクジラのように、変わったイメージを撮影することはなかなか難しい。

スリランカのシロナガスクジラ(撮影:越智隆治)

この写真のマッコウクジラは、鏡のようなべた凪の水面でゆったりしていたので、ゆっくり前に回り込んだら口開けて威嚇してきたのだけど、テールを巻いて、そのまま後ろにバックしていった笑)。
その仕草がまるで尻尾巻いて逃げる犬みたいでおかしかった。

スリランカのシロナガスクジラ(撮影:越智隆治)

今回は、テレビロケ。
「このシーンを撮影する」という目的が明確にあり、なかなか苦労している。

スリランカのシロナガスクジラ(撮影:越智隆治)

そんな中で、マッコウクジラの面白い生態シーンを撮影した。
それが以下のシーン。

スリランカのシロナガスクジラ(撮影:越智隆治)

このシーンを見て、「マッコウクジラが潜降するときに、なぜ呼吸をするための鼻孔に海水が入っているんだろう?」って疑問に思っていたんだけど、ネットで「脳油を冷やしたり暖めたりすることで密度を変え、鼻孔から海水を入れたり出したりすることができると考えられている。つまり、潜りたいときは脳油を冷やして小さくし、開いたスペースに海水を入れて身体を重くして沈み、浮上したいときは温めて海水を押し出して、身体を軽くするのだ。まさしく潜水艦のバラスト機能である」って記事を見つけて、「あ、なるほど、これは海水を吸い込んでいるところなんだと納得。

それにしても呼吸もするし、海水も取り込めるなんて、器用なんだな~。

来年3~4月にかけて、「マッコウクジラとシロナガスクジラと泳ぐスペシャルトリップ」を開催予定です。

ご興味のある方はお問い合わせください。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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