地元ダイバーから「チープ・レンべ」と呼ばれるフロリダ・ブルーヘロンブリッジ

ジョーフィッシュ

バハマでのタイガーシャーククルーズ前に、出航先であるウエストパームビーチにあるブルーヘロンブリッジを潜ってみることにした。

前々から「マクロが案外面白いから一度潜ってみな」と言われていたブルーヘロンブリッジにあるダイビングポイント。

川のようになっている内湾に位置していて、水深が浅いため、潮の流れが速く、1日のうち満潮になる30分前から、満潮後30分までの1時間、計2時間しか潜れる時間帯がないというユニークなポイントだ。

Phil Foster Memorial Park Snorkel Trail

つまり、24時間中、2時間。
どのみち、1本はナイトか早朝ダイブになってしまう。

近くにあるダイビングショップで前日にタイドを確認したところ、この日は午後4時過ぎが満潮。

だから、エントリーは午後3時20分くらいで、エキジットは、下げ始める午後4時30分くらいまでが、ダイビング可能時間と言われ、その時間に合わせて翌日にショップを訪れて、タンクやウエイトなどと一緒にダイビングフラッッグを借りてエントリーポイントに向かった。

Phil Foster Memorial Park Snorkel Trail

ボートの航行が激しいために、ダイビングフラッグは代表者が常に持っていることを義務付けられている。

さて、以前から「フロリダに住むアメリカ人にとっては、チープ・レンべって言われるくらい、マクロが面白いんだよ」って言われて半信半疑で潜ったのだけど、これが予想以上に面白くて、ハマりました。

ダイビング予定時間は60分だったんだけど、90分潜っていても、まだ撮り足りなくて、下げの流れが発生して、透明度が一気に落ちていくにもかかわらず、潜り続けてしまいそうになった。

見られたものを以下に紹介する。
自分はマクロだったので、撮影できなかったけど、バレーボール大のカブトガニの交尾シーンなんかも目撃。

写真の口内保育中のジョーフィッシュの顔のサイズは、女性の握りこぶし大。水深5mの砂地にいて最初見つけたときには、なんじゃこりゃ! って感じだった。
ショップで聞いたときはこんなに大きくないような親指くらいみたいに言われていたので、探すときも、このサイズは想定していなかった。

ジョーフィッシュの口の中に卵

オルトマンワラエビみたいなエビもたくさんいて、しかも、かなりでかい。

オルトマンワラエビみたいなエビ

カイカムリ系のカニもうじゃうじゃ

カイカムリ系のカニ

ホウボウもサイズがでかくて、マクロではヒレ広げたところを撮影

ホウボウのヒレ

エンジェルフィッシュなどの幼魚系も多い。

エンジェルフィッシュなどの幼魚

この日一番かわいかったのは、この子たち。

幼魚

まだまだたくさんの生物を撮影したけど、1ダイブでは撮り足りない。
次回からは、ここでのマクロダイビングにハマりそう。
夏のドルフィンクルーズでも潜りに行っちゃおうかな。

運が良ければマナティに遭遇することもあるとか。

この近くにマナティラグーンという施設も新たに作られた。

MANATEE LAGOON マナティラグーン

発電所の暖かい排水に、冬の時期、マナティが集まってくるので、その施設を見学できるように開放したようだ。
館内には、マナティの生態や保護活動などに関しての展示がある。

MANATEE LAGOON マナティラグーン

この日は暖かいから見られなかったけど、寒いと展示してある写真のようにマナティがうじゃうじゃ集まってくるそうだ

MANATEE LAGOON マナティラグーン

標本骨格では、マナティの前足がはっきり残っているのに、関心した。

マナティの標本骨格

ということで、タイガーシャーククルーズ、ドルフィンクルーズが開催される船が出航する港の周辺での海に関する情報でした。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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