バハマの青い海でイルカと泳ごう!ドルフィンクルーズツアー2016(第5回)

5年越しの夢、感動するの忘れるくらい感動した ~バハマドルフィンスイムクルーズ初乗船~

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バハマ イルカ

バハマドルフィンスイムクルーズを下船して、ウエストパームビーチのホテルで一人この記事を書いています。

スクラッチ、ノチョ、ダーウィン・・・大西洋のバハマの海で、愛称のついたイルカと泳げるというのを知ったのは、約5年前。

「こんな水色の透き通った海でイルカと泳げるんだ・・・」

最初に越智さんの撮影した写真を見た時は衝撃でした。

この5年間、行こうと思えばいつでも行けたはずなのに、なんとなくそんな気になれなくて、いつの日か「バハマに行く」ということが自分の中で密かな夢となっていました。

2016年春頃になって、なお残席に余裕のある3週目に、個人的に参加を決意。

一部のゲストの方の手配も担当していたこともあるのでしょうか、“バハマに行く”ということが憧れになっていたとはいえ、その情熱よりも、もはや当たり前というか必然と引き寄せられるように「あ、私、今年バハマ行きます」と宣言したように記憶しています。

バハマのウエストエンドにて

バハマのウエストエンドにて

初バハマ、初エントリーでイルカの「スクラッチ」と出逢う

少し風と波のある初日。
越智さんの写真から思い描いていたような、ベタ凪で水色のプールみたいな海ではありませんでしたが、それでも透明度の良い海。
トンガのホエールスイムでは撮影のための水中カメラを手放さなかった私が、全くカメラを持って入る気になれず、ビキニにマスク、スノーケル、フィンで身軽にエントリー。

エントリーするなり、前を泳いでいたイルカめがけてダッシュ。
2頭のイルカと目があったので、潜ってみると、追いかけると逃げると思っていたイルカが、全く逃げずに近寄ってきます。

おおぅ、近い。

先述のような愛称のついた“おさわりイルカ”が2頭程いるとは聞いていたものの、見分けはつかなかったので、とりあえずゆっくり両手を広げるとそのまま触れてしまいました。

バハマ イルカ

つ、つるつる!

イルカがラビングをするように、お腹側に回り込んで胸びれの下をすりすりと撫でると、くすぐったいのか嬉しいのか、手をぴょこぴょこと動かして泳ぎ続けます。

夢に見続けたイルカタッチ。
可愛すぎる。

満足げに船に戻ると、「触ってたの、スクラッチだよ」と越智さん。
広い大海原で、一番逢いたかったスクラッチに初潜りで出逢えたという、奇跡的な初日でした。

遺跡?石畳?
ビミニロードでお昼休憩

12時から16時まではイルカがお遊びモードではないので、お昼休憩。
アメリカの預言者が「アトランティス大陸の一部が浮かび上がる」と予言し、見事的中したことで話題となったビミニロード。
砂地に突如現れる不思議な海底遺跡空間です。

バハマ

ほかにもお昼休憩にはみんなで身体にタトゥーシールを張ったり、コンク貝を拾って刺身で食べたり、

バハマ

貝殻の内側が綺麗なピンク色のコンク貝。お刺身はコリコリしていて絶品!

ダイビングしたり、サンドダラーを集めたり、昼寝したり・・・無意識に見てしまう携帯電話だって1週間全く触ることはありませんでした。

好きな時に起きて、好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に海を眺めて・・・自由って素敵。

稲生薫子 バハマ

サンドダラーと記念撮影

夢のバハマブルーにとける

乗船4日目にはついに夢の“バハマブルー”でイルカに遭遇!
見渡す限りの水色の海と、白い砂地の砂紋に胸が躍ります。

しかし、感動に浸っている暇もないままにイルカと泳げることになり、この時初めて水中カメラを手に取りました。

ですが、もしかしたら、記事を書かないならカメラは持って入らなかったかもしれません。

“ただただ、イルカと泳ぎたい”、そう思わせる不思議なパワーを持つ海でした。

バハマ イルカ

お気に入りの一枚を撮影できた

夜にはナイトドルフィンスイムを体験。

風が強くてなかなかトライできなかったのですが、4日目にやっとキャプテンのスコットのOKサイン。

約2時間、イルカと泳ぎました。

バハマ イルカ

水中ではどちらの方向からイルカのソナー音が聞こえるのかなかなかわからないのですが、夜になって視覚が奪われているからか、“こっちから聞こえる気がする”と、昼間よりも聴覚が発達していたような気がします(錯覚かな(笑))

最終日はベタ凪&バウライドも

嬉しいやら悲しいやら、最終日に風が少しおさまり、私たちを乗せたドルフィンドリーム号は、やっと凪の海を走ることができました。

バハマ 水平線

少し走ると、遠くにイルカの背びれを発見。
バウライドをしてもらおうと船をイルカに近づけますが、船に気付いていないのか、華麗にスルー。

え?
見るとだいぶお年を召した2頭だったので、だぶん船に気が付いていなかったのでしょう(笑)
「バウライドしないであそこまでスルーするイルカもなかなか珍しいよね~」と話ながら、また別のイルカを探し近づくと、またしてもスルー。

・・・(笑)

青い海のエリアでエントリーしてみるものの、この日のイルカたちはなかなかお遊びモードではないらしく、横目にこちらを確認して、さっとスルー(3度目)。

数回エントリーしても遊ぶことはできなかったのですが、「このグループは水中では遊ばないけれど、バウライドはしてくれるだろう」と、クルー。

海を覗き込んで待っていると・・・・

バハマ イルカ

ついに、合計10頭くらいの大西洋マダライルカの群れがバウについてくれました!

クルーズの最後は、水風船の中みたいに透き通った水色の海で、ミナミハンドウイルカの捕食シーンに遭遇。

バハマ

料理を担当してくれていたゲールが、「このボトルにメッセージ書いて流してみる?」と、真っ青なワインボトルをくれました。誰にも見られないように想いを書いてみました

最終日の夜は、風も穏やかで、空には満天の星が。
船内に居るのはもったいないと、トップデッキに寝そべり、イルカの話や海の話や、怖い話なんかにも花を咲かせかなら、バハマからもときたウエストパームビーチへ。

息をつく間もないくらい充実した5日間。
バハマの海で叶えたかった5年間分の夢がどんどん叶っていくのを感じる日々でした。

この記事を書き始めた時、なにを書けばいいのかと筆が進みませんでした。
というのも、この1週間があっという間すぎて、バハマの海に対して感動するのを忘れていた自分がいたのに気が付いて・・・、
ホテルに入ってから、今更ながらにめちゃくちゃ感動して(笑)、恥ずかしくも、うるうるしながら記事を書き始めました。

下船してやっと「バハマに来たんだな~」と自覚したんでしょう。
思い返せば、イルカの写真もあまり撮らなかったし、個人的にクルーとの記念撮影とかもしなかったし、“最後じゃない、また来るからいいんだ”と、どうやら船に居る時から思っていたみたいです。

いつもの海とはちょっと違う、こんな風な感動をもらった海の旅行は、いつぶりかな。
また来年?近いうちに帰ってきたいと思っています。

バハマ

2017年のバハマの青い海でイルカと泳ごう!ドルフィンクルーズツアー

スケジュール
Week1 2017年6月10日(土)乗船〜16日(金)下船
Week2 2017年6月17日(土)乗船〜23日(金)下船
Week3 2017年7月15日(土)乗船〜21日(金)下船
Week4 2017年7月22日(土)乗船〜28日(金)下船
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writer
PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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