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Suunto Vertical Blue 2017(第1回)

人魚ジャパン初の深度100m台に到達なるか!?  〜フリーダイビング最高峰の国際大会「Suunto Vertical Blue 2017」開幕〜閲覧無制限

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人魚ジャパンのメンバーたち

人魚ジャパンのメンバーたち

2017年4月30日(金)から5月10日(火)までの12日間、中米バハマ・ロングアイランドのDean’s blue hole(ディーンズブルーホール)にて、世界中のトップ・フリーダイバーが集結するフリーダイビング大会Suunto VerticalBlue2017 (バーチカルブルー)が開催されます。

現地時間の4月28日に開会式が行われ、いよいよこの最高峰の大会がスタートしました!

10周年目を迎えるこの大会、今年は20カ国、40名以上の選手がエントリー。世界でもトップクラスの選手がズラリ。

10周年目を迎えるこの大会、今年は20カ国、40名以上の選手がエントリー。世界でもトップクラスの選手がズラリ。

コーチとして現地入りしている、日本フリーダイビング協会副会長の岡本耕輔氏は、開会式の様子をこう語っていました。

「大会スタッフは、ここ数年固定のメンバーということもあり、安定した運営で、選手も今年増加が顕著な中国、韓国の選手以外はいつもと同じ顔ぶれ。大記録を前に緊張感漂うということもなく、穏やかな雰囲気で行われました」(岡本氏談)

大会が開催されるDean’s blue hole(ディーンズブルーホール) 。独特の地形。

大会が開催されるDean’s blue hole(ディーンズブルーホール) 。独特の地形。

昨年は木下紗佑里選手のCNF(コンスタントノーフィン:平泳ぎ潜水)の世界記録-72m達成をはじめ、日本人選手がメダルを総なめするという素晴らしい快挙で幕を閉じたこの大会、今年はさらに実力に磨きをかけて、各選手が臨みます!

Suunto Vertical Blueが
最高峰の大会である理由とは?

Suunto Vertical Blueは数あるフリーダイビング大会の中でも特別な大会といえる大会で、世界各国からトップクラスの選手が集結します。
その理由とは……

【大会の概要と特徴】
・開催地Dean’s Blue Holeは海況が安定しており、年間通して一定のコンディションで競技が可能。
・ひとりの選手が9日間(レスト含め11日間)のうち6回競技できる。出場種目はCWT、FIM、CNFのいづれかの深度競技から自由に選択。
競技前日に種目と深度を申告する。(前日までの競技結果やライバルの動向、体調など様子を見て申告が可能)

このため、4月というシーズン初めにあたるにもかかわらず、多くのトップ選手はこの大会に照準を合わせ、冬の間に調整して最高のコンディションで臨みます。

大会開始の1ヶ月程前から現地入りするのは当たり前。

さらに、その前に別の場所でトレーニングに励んでから臨む選手も数多く、必然的に、選ばれた選手が大記録を目指して集結することになります。
ナショナルレコードや、ワールドレコードが連発するのです。

くわえて、大会スタッフも一流ぞろい。

ハイレベルなセーフティスタッフ(本人達もナショナルレコードホルダーだったりします)や慣れた環境で競技に臨めるということは、シビアな深度を潜るこのスポーツにとって、とても重要な点です。

世界のトップ・フリーダイバーが集結! バハマ国際大会「バーチカルブルー2016」開幕より抜粋

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記録達成なるか!?
女子の「CWT-100m競争」世界記録!

今大会の注目は、なんといっても女子の世界記録です。

現在の女子の最深記録は、一昨年に亡くなった故女王ナタリア・モルチャノヴァ選手の-101mの記録。
誰にも破られたことのなかったこの偉大なる記録を、今大会では確実に選手の誰かが突破するでしょう。

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そしてそれは、数人の日本人女子選手、誰であってもおかしくないという状況です。

昨年は、日本人の廣瀬花子選手が、世界記録まであとわずか2mという、-99m(日本記録)に迫りました。
廣瀬選手以外にも、-90mを越える女子選手は岡本美鈴選手、福田朋夏選手、これに迫る木下紗佑里選手、と世界でも随一の選手層で臨む日本女子選手たち。

今回は海外女子選手にもイタリアのAlessoa Zecchini選手などの有力な選手も多く、誰が世界記録を最初に突破するか、そして最終的に、誰がどこまでいくのか、現段階では誰にも予測がつきません。

これまでのVB史上、最も熱い闘いが繰り広げられるでしょう。

女子が水深100mの世界へ突入する人類の歴史的瞬間、そして世界記録を突破する瞬間を一緒に見届けましょう!!

大会に向けて
各選手の抱負インタビュー

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日本人女子トップ選手たち。
左から、福田朋夏選手、廣瀬花子選手、岡本美鈴選手、木下紗佑里選手。
各選手に大会直前の心境と、大会にむけて、一言ずつコメントをもらいました。

◆福田選手
「こちらに来てから心からフリーダイビングを毎日楽しんでいます。今回は強い選手ばかりなので、今からどんな大会になるのか楽しみです。世界記録を目指して頑張ります!」
【Profile】
現在の記録はCWT-95m(日本女子二位)、FIM-81m(日本記録)昨年度の本大会では種目別CWT銀メダルを獲得。

◆廣瀬選手
「世界記録を目標にしているので、今までとは違う緊張感がありますが、心から自分らしいダイブを楽しめれば結果はついてくると思います。この素晴らしい環境と向き合いながらうまく調整していきたいです」
【Profile】
現在の記録はCWT-99m(日本記録)、昨年度の本大会ではこの記録にて種目別CWT金メダルを獲得。

◆岡本選手
「まず自分の進化である”自己ベスト更新”が目標です。バハマでの練習では試行錯誤の連続でしたが基礎固めはできたと思います。大会はいまだに緊張しますが、今自分ができることに集中しながら思い切り挑戦する過程を楽しみたいと思います」
【Profile】
現在の記録はCWT-92m昨年の本大会に至るまで、長年CWT日本記録を更新し保持して来たチャンピオンであり先駆者。今大会の日本人女子選手では最年長。

◆木下選手
「今年は私にとって4回目のVBで、去年以来の大きな大会です。今大会のためにCNF以外も練習を重ねてきました。目標はもちろん世界新記録! ですが、結果や数字だけにこだわらず、楽しく心地よい私らしいダイブをしてきます」
【Profile】
現在の記録はCNF-72m(世界記録)。昨年の本大会では種目別CNF金メダル、総合準優勝、銀メダルを獲得。現在のCWT自己ベストは-88m。今大会の日本人女子選手では最年少。

各選手から軒並み“世界記録”の言葉が出てくるなんて、本当に凄いことです。
けれど、どの選手もとてもリラックスした良い表情。
のびのびと気負わずに楽しんで潜ってもらいたいですね!


※ブルーホールで泳ぐ選手たち

Vertical Blue2017を応援しよう!
観戦&応援方法!

毎度ながら、フリーダイビングはテレビでもネットでも生中継などはしていません。
毎日、競技前日に選手は申告を行い、スタートリストが発表になりますが、深度競技はこの前日の申告からが要注目。

そして当日にはネットで該当ページを開いてスタンバイします。
これがバーチカルブルーの観戦方法です。

■大会関連ページ
公式Suunto verticalblueサイト
申告&リザルト、ほぼリアルタイム更新。

公式Facebook
写真付きで情報が上がることもあります。

公式twitter

【スケジュール】
2017年4/30(日)〜5/10(水)
*5/3(水)と5/7(日)はOFF。

日本との時差は-13時間。
現地で競技が午前9時〜13時に開始される場合、日本では同日22時〜翌午前2時ということ。
完全に昼夜逆転しますので、寝不足にはご注意くださいね!

世界記録もさることながら、選手のみんなが美しいブルーホールで、いつも笑顔で、安全に、楽しくチャレンジを続けてもらうことを、何より心から祈っています。

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■日本人各選手の公式ページ
各選手のページもぜひご覧ください。
大会の結果だけでなく、毎日の生活の様子や(かなり楽しそう)、島の美しい風景なども満載です!

岡本美鈴

福田朋夏

廣瀬花子

木下紗佑里

バーチカルブルー観戦をより楽しむためのフリーダイビング競技種類や、申告リストの見方については、次回記事にて解説します。

(Text/フリーダイバー・武藤由紀)
(Photo/Daan Verhoeven, Kosuke Okamoto他)

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