セブロケ。昨日のオスロブのジンベエザメ

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昨日、今回のロケで2度目のジンベエ狙いの撮影のために、セブ南のオスロブを訪れた。
前回と違い、出発のときから不穏な天候。
前日セブの南に低気圧があるという話を聞いていたので、もしかしたら、行っても泳げない可能性もあった。

また前回同様、途中で引き返す可能性も無い訳ではなかったのだけど、とりあえず現地までは行ってみることにした。移動するに連れて、徐々に天候は穏やかになり、思っていたほどの風も感じない。

雲の多い天気ではあったけど、時折晴れ間も見えて来た。今回はモデルのマリちゃんも帰国し、ヒロさんは大事なミーティングがあったので、僕のアシストをしてくれるロジャーと僕だけでの撮影なので、自分の判断で好きなように動いて良いとの指示。

エントリーも前回同様素潜りで。小さなアウトリガーにタンクを積んで、ロジャーに側で待機していてもらった。現地に到着してからロジャーが確認したところでは、現在6匹のジンベエザメがいるとのこと。
確かにあちらこちらで、餌をまくアウトリガーのカヌーの後ろを着いて泳ぐジンベエザメの背びれと尾びれが見え隠れしていた。

しかし、表層部分の透明度が悪い。
水面にはローカルのフィリピン人スノーケラーの数が多い。やはり土曜日だからなのか。

セブ島オスロブのジンベエザメ(撮影:越智隆治)

その一方で、ダイバーの数が少なかった。しかも最初に潜っていたグループがいなくなるとまったくダイバーの姿が見えなくなった。
透明度悪くて、スノーケラーも多いし、水面で、横に複数個体を撮影するのは難しそうなので、今回は途中でタンクを付けて潜る撮影に変更。誰もダイバーがいないから、バブルも立たず、撮影もしやすかった。

_MG_3291.jpg

しかも、エントリーした直後に、4匹がいっぺんに視界に姿を見せたので、シルエット狙いで全部撮れればと構図を考えて移動したが、1匹はすぐに見えなくなったものの、3匹はしばらく並んで泳いでくれたので、1カットに納めて撮影することができた。
その写真は、WEB-LUEのPDF記事でアップするとして、今回は2匹同時の写真を掲載。

セブ島オスロブのジンベエザメ(撮影:越智隆治)

11時過ぎに、波が高くなってきたので、一度船に戻り、様子を見ていたのだけど、どんどん波が高くなってきたので、引き上げることにした。餌やりの船やスノーケラーを載せた船も引き上げ出し、12前にはこの日のジンベエへの餌やりは終了していた。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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