記録更新なるか! @八幡野・サンゴセミナー
今日は《ダイビングショップ海好き》でサンゴセミナー開催!
OWSの協力のもと、サンゴの北限調査のため、
八幡野に何種類のサンゴがいるか調査する。
■以前、レポートしたサンゴの北限調査プロジェクトは→こちら
平日だというのに40名ものダイバーが大集合。
セミナーの講師は、ガイドの福ちゃんこと福田航平殿の父上の福ちゃんパパこと福田照雄殿。
長年、紀伊半島の串本海中公園センターで研究員を務め、
現在は環境省自然公園指導員というサンゴのエキスパートじゃ。
福ちゃんとクリソツな福ちゃんパパと。パパ、果てしなく優しいお人柄
ちなみに、親子3代が並ぶとこんなの。シワクチャが特徴とのこと(笑)
まずは、福ちゃんパパよりレクチャー。
イントラやガイドとゲストダイバーが机を並べる貴重な時間。
「硬いものを柔らかく話します」という一声からサンゴのいろはのお話が続く。
サンゴとは何か? ソフトコーラルとは何か? オニヒトデは取った方がいいの?
といった学術的な話から「毛利さんが宇宙から見えたのは熱帯雨林とサンゴ礁だった」という
「へ〜〜〜〜〜」な話まで、あっという間の1時間半。
※
レクチャーの後は、サンゴ探しのダイビング。
これまで安良里や田子など西伊豆の海では各18種類ずつ、
東伊豆では北川が10種類、富戸は8種類なので、
とりあえず東伊豆一の種類と新発見を目指していざ!
次々に福ちゃんがサンゴを見つけ、福ちゃんパパがレクチャーしてくれる。
皆がサンゴしか撮らない、珍しいダイビング(笑)。
八幡野最大のサンゴ、ミレポラコモンサンゴ。
水中では福ちゃんが「お父さ〜ん」と呼んだり、
スレートであれこれ会話したりする姿が微笑ましく、
こういう素敵な関係の親子もいるのじゃの〜とホッコリ。
※
ダイビング後、撮った画像を見ながらロギングタイム。
「ベルベットサンゴが好き」、「あれは八放? 六放?」などなど、
すっかりサンゴ軍団な会話。
そして、種類はめでたく11種類! 今のところ東伊豆で一番。
まだフィールド図鑑に載っていないオオトゲキクメイシも発見され、
図鑑に新たに加わることになった。
■フィールド図鑑→こちら
今週中には、サンゴ調査エリアの中に八幡野が加わるので、チェックじゃ!
■サンゴ調査エリア→こちら
【参加者の声】
■今まではサンゴの上に魚が乗っていたら、魚しか撮っていなかったけど、
今度からはサンゴも大切に撮ってあげようと思います
■視点を変えて潜ることにより、今まで見過ごしていたものが新鮮に見えて楽しかったです
■福ちゃんパパに会えたのが何より嬉しかったです(笑)」
【福ちゃん】
「海を学ぼう」というテーマで始めたこのセミナー。
最初はサンゴでちょっとマニアックかなとも思ったのですが、
セミナーが終わったら、みんな思ったよりサンゴの話で盛り上がっていて良かったです。
今度は違うテーマで、違う海のも開催したいです。
【福ちゃんパパ】
予想以上にサンゴが多かったですね。
潜る前は5〜6種類くらいかと思いましたが、まさか10種類を超えるとは。
八幡野では、けっこう深場にもサンゴがいて、
一生懸命に光を取り込もうと広がっている様子が、
慎ましく生きているというかなんというか感動しました。
この海は急深なので、波の影響を受けにくいからこんな水深でも見られるんでしょうね。
息子とは2年ぶりに潜ったけど、やっぱり嬉しいものですね。
陸上では頼りない息子も水中だと頼りになるんだよね。