from プーケット 今シーズンLAST! by 境 俊弘
始まりがあれば、必ず終わりもあるもの。
形あるものに永遠はないのです。
ついにこの時が来ました。
2007年10月から始まった今シーズンのスミランクルーズ。
2008年5月8日をもって終了いたしました。
そして、今回は長年共に歩んできたdiveasia1号のラストクルーズでもありました。
色々な思い出が詰まったこの船でスミランに行くのも今回が最後。
振り返れば、今シーズンのスタートはジンベイからでした。
10クルーズ目まで4回遭遇とイチローの打率を超える確率。
これは楽勝でしょうと思ったところで、その記録は止まりました。
しかしです。
僕が声を大にしていいたいのはジンベイは確かに見たい。
気持ちは本当によくわかるんですが・・。
スミランの海はそれだけじゃないんですよ!ということです。
砂地には、レオパードシャークやジョーフィッシュやインド洋固有のハゼ達が。
岩地には、ダイナミックな地形やヤッコ、ハギ達が。
サンゴの上には、癒しが。
ガレ場には、幼魚や擬態するものが。
コーナーには色とりどりのフュージュラーや大物が。
深場にはアケボノハゼやレア物が。
ウミウチワにはニシキフウライウオやクダゴンベが。
もう、どこを見ても本当に面白いんです。
この海の魅力をぜひ一人でも多くの方に見てもらえるよう、
これからも日々精進していきたいと思います。
来年は新艇です。
ナイトロックスも標準装備になり、これまでよりもさらに様々な生物と出会える可能性が。
カメラ派にもお薦めです。
半年間これでスミランクルーズはクローズとなります。
またくるべきハイシーズンに向けて、この休養期間にサンゴは力を蓄えます。
そして、そのサンゴに沢山の魚が集い、様々な出会いを僕等に与えてくれることでしょう。
来年、またこのスミランで皆様とお会いできることを楽しみにしております。
本当にありがとうございました。
PROFILE
境 俊弘
Toshihiro Sakai
インストラクター歴6年、プーケットでのガイド歴4年。
「感動を与えられた海で、感動を与えられる仕事をしたい」と思い、
インストラクターに。
ダイブアジアに入って4年、プーケット周辺だけでなく
スミラン諸島&スミラン諸島のダイブクルーズを担当。
インド洋でしか見られない固有種の豊富さ、
魚影の濃さ、そして小物から大物までなんでもイケるポテンシャルの高さに
すっかりハマッているとか。
宮城県出身
DIVE ASIA
www.diveasia.jp
info@diveasia.jp