柏島 裏ベストシーズンです!
柏島の5月中から6月にかけては、「裏ベストシーズン」と言われていて、
砂地のハゼ類が顔を出し始め、真夏になると少なくなってしまうエビカニ、ウミウシ系もまだまだ色々な種類が見られ、観察できる種としては非常に多いシーズンとなります。
それに加え、なんと言っても、色んな生物の産卵行動などが盛んにみられるため、
生態シーンを狙うのにも最高のシーズンです。
写真はスジコウイカの産卵シーンです。ゲストのじゃきおさんから頂きました!
カイメンの中に卵を産みつけていくんですね。変わった生態ですね〜。
イカの産卵シーンと言えば、アオリイカの産卵もあちらこちらで行われていますし、
珍しいハナイカの産卵、また卵のハッチアウトなども狙えます。
そしていたる所でセホシサンカクハゼなどがこのように巣穴で卵を守っているシーンが
見られます。産んだら、だいたい一週間ほどでハッチアウトし、また同じ穴に卵を産みつけます。なので、一度産んだら、卵を守っているシーン、ハッチアウト、産卵シーン・・とずっと狙えますよ。
最後の写真は柏島でこのシーズンに見られる名物「ボラクーダー?!」です。
切れ間のないほど川のように続き、昨日なんか1ダイブ中気付いたらボラの大群に巻かれていました。ハゼを撮影していて、周りが暗いなぁ・・ってふと気付くと、もう
ボラの群に5分くらい巻き込まれ、身動きできないほどです・・・。
これは産卵行動かどうなのかさだかではありませんが、誰か知っている方がいたら教えてください。とりあえず、ものすごい数です。10年前には、このボラの大群を狙って柏島で初のホオジロザメが来て大騒ぎになり、海上保安庁までやってきたほどでした。
だから、群の後ろから何かが来ないかと、囲まれている間はヒヤヒヤものです・・・。
そんな感じでベストシーズンではないですが、裏ベストシーズンの柏島情報でした!