ヤイトハタ

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ニューカレドニアにはヤイトハタが多い。
中層にいたり、上の写真のようにうまく窪みに収まっていたりする。
右上にいる鰭を開いたハナミノカサゴに驚き口を開けているような様子がおもしろかったから撮ってみた。
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ヤイトハタは主に甲殻類を食べているらしいのですが、1mほどの個体になると食べる甲殻類のサイズもダイナミック。
かなり大きいニシキエビを食べたあとらしく、おなかがぷっくり。口の先からは長い触覚が出ています。
この状態が何日も続いてました。その後触覚まで胃に収まったのか、折れてしまったのかは不明。
そして昨日は……なんとネズミフグがヤイトハタの口に収まっている様子が見れました。
ネズミフグはもちろん体を膨らませた状態でヤイトハタの口の中でパンパンに。
刺が口の中につかえてヤイトハタもつらそう。ネズミフグ、必死の抵抗です。
甲殻類や貝類を食べているネズミフグだから、身の味はヤイトハタ好みなのかもしれない…とそんなことを考えながら見ていると、口の中にいるネズミフグと目が合っちゃって複雑な気持ちに。
カメラを持っていなかったので、残念ながらその様子を写真に収めることができませんでしたが、究極のピンチな状態でもハート形したかわいい目で訴えてくるネズミフグがどこかコミカル、いや、かわいそう。
またこんなシーンに出逢ったときのために、ガイドするときはコンデジだけでも携帯しようかと思ったのでした。

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PROFILE
1969年生まれ、京都出身。
和歌山と離島イルデパンで修行を積む。
TVや雑誌の水中撮影コーディネーターとしても活躍。
フランスの大型船舶海技士資格を持っているのでスキッパーも兼ねている。
ガイド会所属。
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