短期間でワイド写真がこれだけ上達! ~越智隆治と行くセブフォトツアー「バリカサグ」編~

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2016年6月1~5日で、今回で5回目となる「越智隆治と行くセブフォトツアー」@ブルーコーラルが開催されました。

ジンベエザメとスミロン島を満喫した1日目。

2日目は、名物ポイント「バリカサグ」に3本潜ることにしました。

「潮がかかって流れている時」と、「潮があまりかからずに緩やかな時」の撮影環境の違いなどが越智カメラマンより伝えられ、2日目のダイビングが開始です。

バリカサグでギンガメアジを狙うフォトツアー参加者

バリカサグでギンガメアジを狙うフォトツアー参加者

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水面休息中、きれいな海を目の前にしてただ休んでいるだけではもったいないと、とりあえず……

飛ぶ!
飛ぶ!!
飛ぶ!!!

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「バリカサグって本当にきれい~! これなら水着でも入れる~!」と声が上がったことで、「それなら飛び込めばいいじゃん」と言ったことが事の発端。

私以外は“初・飛び”のメンバーたち。

越智カメラマンに「皆バラバラ~、とび職か宅急便の人みたいな飛び方だし(笑)」と言われたことで火が付いたブルーコーラル新人スタッフのりなちゃん。

「これじゃだめです! ちゃんと飛びます! どうすればいいんですか?」

真剣な眼差しで聞いてくるので、手はこう、足はこうと飛びレクチャーをし、皆なぜか本気モードに突入でウエットスーツも脱ぎ捨て、それから飛ぶこと数回。

ありゃりゃ……

ありゃりゃ……

最初は1~2回飛べばいいだろうと思っていたのに7~8回は飛んだでしょうか?
鼻に水が入ったとか、海水飲んだとか、飛び込んだ衝撃で水着が外れたとかいろんなことが起こりながらも、きれいにジャンプは成功。

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1ダイブ終わったかのような疲労感でしたが、これも(?)フォトツアーの醍醐味。
写真を撮りに来ていますが、プロのカメラマンに撮影してもらって、一緒に写真の絵を作るのも楽しいものです。

バリカサグといえば、
ギンガメアジとカメ!

さて、疲労感が少し残ってはいたものの、水面休息時間は終了。

マクロ撮影はもちろんのこと、バリカサグといえばギンガメアジにカメ!

最近、ギンガメアジは、水深30m前後のところにいることが多いらしく、少し深め。
結局、最大水深30mくらいまでは潜りましたが、少し上の方にギンガメを誘導することができ、水深15mくらいのところで撮影を楽しめた方もいました。

果敢にギンガメアジに寄って行きます

果敢にギンガメアジに寄って行きます

こんなに寄って撮れています!

こんなに寄って撮れています!

また、棚の上の浅瀬では、ギンガメやカメ以外にも、人を入れた撮影にも挑戦した方も。

はじめて“人入り”の撮影をするという方へ、僭越ながらも、モデルをしながら、「このあたりからこういう感じがいいんじゃないでしょうか?」という合図を送ったりして、一緒に作品作りをしていきました。

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この日の夜には、ギンガメをどうしたらもっと自分の納得のいく形で撮影できるか、またワイドではどこに注意をしたらまとまりのある写真になるのかの質問をする人が多く、最終日の3日目もバリカサグでの撮影を再度トライすることに。

「もっと寄って撮る」、「人が入る場合には邪魔だと思わずに上手に画面に配置する」など、各々が目標立てて臨むことになりました。

ベタ凪にも恵まれ、バリカサグ移動中にはバウでの撮影大会も行われました

ベタ凪にも恵まれ、バリカサグ移動中にはバウでの撮影大会も行われました

3日間の集大成!
短期間でもこんなに成長できる

2日目と3日目に同じポイントで潜っているので、2日目の反省を生かして3日目を取り組むと、2日目には何を撮ったら良いのかわからないという迷いの出ていた写真も、3日目には構図もしっかり決まってピシっと良い感じの仕上がりに。

連続して復数日、同じポイントに潜れたり、プロのカメラマンの撮影している姿を見学できたりするという環境は、写真上達には欠かせないですね!

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今回訪れた南セブは、越智カメラマンも何度も撮影しているポイントなので、地形や生物なども熟知していることもあり、事前のレクチャーが的確。

「教えることが苦手」と本人はいつも言っているのですが、先日のネイチャー石垣の取材時に、多羅尾さんがいろんな人に写真のレクチャーをしている姿を見て「多羅尾さんすごいね~」と感動していたこともあるのでしょうか、教えるのが苦手な雰囲気は全然見受けられず、ゲストの方も「たくさん教えてもらえて勉強になりました」「また参加したいです」という嬉しい言葉と共に帰国されていきました。

ブルーコーラルさんには今回も大変お世話になり、ありがとうございました。

オーナーの下釜宏さん。「水面でダイバーの安全管理をするスナイパーも備えて、皆さんのまたのお越しをお待ちしています!」

オーナーの下釜宏さん。「水面でダイバーの安全管理をするスナイパーも備えて、皆さんのまたのお越しをお待ちしています!」

越智隆治カメラマンの総評

※以下、越智カメラマンよりコメントです

ワイドのフォトツアーなので、透明度やべた凪、カレントの状況など、海のコンディションの良し悪しは、写真にも大きく影響します。そういう意味で、5~6月頭のセブは、ベストコンディションの日が多くて、今回も快晴、べた凪の日が続いたのは幸いでした。また、カレントの違いによって、撮影対象となる魚の群れ具合が全然違うことも理解してもらえたと思います。

撮影スキルうんぬんの前に、撮影にベストなコンディションで潜るということは、取材でも当然、現地ガイドと入念に打ち合わせして、「このタイミングでここに潜ろう!」ということも多いわけです。

それだけで、撮れる写真の印象はまったく違います。

もちろん、そんなベストな状況で潜れないスケジュールやコンディションのときもありますが、今回は、その違いをいろいろ実感してもらえたのではないかと思います。

例えば、太陽光が出てるときと出てないときでは、見上げたときのジンベエザメの写真の印象はまったく違ってきます。
流れがあるときとないときの魚たちの群れ具合もしかり。
とにかくコンディションが良いときには、それだけで気に入る写真が撮れるチャンスでもあるわけですね。

そして、最初はどう撮影して良いか戸惑っていた人たちも、興味のある被写体に対しては、後半になるに連れて、「粘り」のある撮影を行うようになり、当然撮影する写真も見違えるように変わってきました。

問題点を抱えていた方も、最後の最後に修正できたり、今後撮影をする上でも、大きな自信につながったりしたのではないかと思います。

今回ひとつだけ言い忘れたことは、良い写真を撮影するには、集中力もとっても大切だけど、周囲の状況を常に良く把握していることも重要だということ。

前回(2015年)のフォトツアーでは、ガイドのタンクを鳴らす音にも敏感に反応できるようでなければ、良い瞬間を撮り逃す可能性もあるということ、またロストの原因になることを伝えたところ、ガイドの鳴らすタンクの音に敏感に反応する人が増えました。

今回は、カレントのあるポイントで、先行するグループと、じっくり粘るグループでかなり離れていましたが、それは、そのことを伝え忘れたのが原因でもありました。
しかし、ブルーコーラルスタッフや僕らでケアできる範囲で様子を見ていることができたのも、ここでのワイドのフォトツアーに慣れてきたからでもありましたね。

“写真撮影には集中する、でも、周囲の状況にも神経を配る”、この両方ができてはじめて「自分の安全に配慮しながら、良い写真が撮れる」と自分は思っています。

ワイドでなかなか集中して撮影できるチャンスは滅多にないし、そういうのを売りにしているお店を探すのも大変だと思います。

だから、思う存分ワイドを中心とした撮影を楽しんでもらえたのではないかと思います。
皆の上達具合を見られたことは、今回も本当に嬉しかったです。

ご参加頂いた方、ありがとうございました!
今回はタイミングが合わなかった方も、次回ぜひご参加ください!

また、お会いしましょう。

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writer
PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)