人魚ジャパンが暫定一位! ~ギリシア・カラマタにてフリーダイビング世界大会チーム戦開催~

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最強“人魚ジャパン”のメンバー。左から、廣瀬花子選手、福田朋夏選手、岡本美鈴選手。実力と美貌を兼ね備えた世界に誇る人魚たちです!

最強“人魚ジャパン”のメンバー。左から、廣瀬花子選手、福田朋夏選手、岡本美鈴選手。実力と美貌を兼ね備えた世界に誇る人魚たちです!

フリーダイビング世界大会が開幕!
金メダル最有力候補の「人魚ジャパン」に注目

リオオリンピック・パラリンピックも閉幕、メダルラッシュの熱い興奮も一段落して、少し寂しい、という方も多いかもしれません。

そんなみなさま、これから始まる、もうひとつの世界大会の金メダリスト候補たちを、ぜひ応援してください。

素潜りの実力を競う「フリーダイビング世界選手権AIDA TEAM World Team Championship 2016」が、2016年9月17日から24日まで、ギリシアのカラマタにて開催されています!

2016/9/17-24

フリーダイビング

日本女子代表チームの“人魚ジャパン”は、2010年沖縄大会、2012年ニースでは金メダル、2014年イタリアでは銀メダルとメダル連覇を続けており、今大会では金メダル最有力候補として、世界から注目されています!

フリーダイビングチーム戦とは?
競技内容は?

フリーダイビングの世界大会チーム戦は2年に一度開催され、男女各3名のチームが、海洋・プール競技以下3種目の合計得点を競います。

(1)コンスタント・ウェイト(垂直に潜る深さを競う海洋競技)

(1)	コンスタント・ウェイト(垂直に潜る深さを競う海洋競技)

(2)ダイナミックウィズフィン(平行に泳ぐ距離を競うプール競技)

(2)	ダイナミックウィズフィン(平行に泳ぐ距離を競うプール競技)

(3)スタティックアプネア(息を止める長さを競うプール競技)

スタティックアプネア(息を止める長さを競うプール競技)

それぞれの競技特徴が違うので、すべての競技で高得点を獲得するにはバランスのとれた実力・戦略、そしてチームワークがとても重要となります。

華やかな人魚ジャパンと、いぶし銀の安定感のある男子チーム「おじさんジャパン」が協力し合って、日本は今大会でも世界でも定評ある最強のチームワークを発揮してくれることでしょう!

フリーダイビング

<2016日本代表チーム>
男子:飯伏教文選手、後藤修一選手、児島光宏選手
女子:岡本美鈴選手、福田朋夏選手、廣瀬花子選手

フリーダイビング
日本チームで作戦会議

現在、女子は暫定1位!

9月21日現在、花形競技であるコンスタントウェイトが終了し、結果は以下のとおりです。

■コンスタントウェイト競技結果

<女子>
岡本美鈴 81m White/81pt
廣瀬花子 83m White/83pt
福田朋夏 83m White/83pt
※合計ポイント 247点で人魚ジャパンは11カ国中暫定1位!2位のチェコとは30ポイント以上、3位のロシアとは50ポイント以上の差がついています。

<男子>
後藤修一 61m White/61pt
鈑伏教文 40m White/40pt
児島光宏 56m Yellow early/45pt
※合計ポイント 146点で「おじさんジャパン」は12カ国中暫定6位!

チーム戦はみんなで挑み、喜びも緊張も分かち合います。ホワイトカード(競技成功)を喜びあう人魚たち

チーム戦はみんなで挑み、喜びも緊張も分かち合います。ホワイトカード(競技成功)を喜びあう人魚たち

続く競技はプール種目です。
スケジュールは以下の通り。
●9/22(木)10:30〜(日本時間16:30〜)
スタティックアプネア(息を止める長さを競うプール競技)
●9/24(土)10:00〜(日本時間16:00〜)
ダイナミックウィズフィン(平行に泳ぐ距離を競うプール競技)

日本との時差は-6時間なので、現地の午前中はちょうど日本の夕方になります。競技で使われるプールが直前まで使えなかったりと、さまざまなアクシデントもあったようですが選手達はたくましく乗り切っている様子です!

ぜひ応援しましょう!

【応援豆知識】

ポイントは前日の「申告」
フリーダイビング

各種目の前日には「申告」が行われます。
この「申告」がチーム戦の鍵を握ります。

各選手のベストを狙う個人戦とは異なり、チームでの総合得点が勝敗を決めるため、駆け引きも必要です。

写真は初日のコンスタントウェイトの申告の様子。
海洋競技はそのまま申告深度がポイントを左右します。

プール競技の場合は、競技順が申告をもとに組まれ、この順番がメンタル面にも大きく影響します。

このあとのプール2種目、競技前日には各サイトに申告競技順が発表されますのでぜひチェックを!

▼現地の選手の様子、競技結果やチーム全体の情報はこちら!

▼大会の速報などを様々なソースからシェアしてアップされていますので、欠かさずチェック!

▼人魚達のトレーニング風景や大会期間中の様子はこちら。強いだけでなくてとってもお茶目な人魚達がきっと大好きになりますよ!

(photo by Daan Verhoeven , 日本代表チーム他)

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PROFILE
Apnea AcademyAsiaフリーダイビングインストラクター。 2015年フリーダイビング日本代表選手。CWT(フィンをつけて潜る競技)では水深-60mの公式記録を有する。オーシャナ主催のスキンダイビング講習会ではメイン・インストラクターをつとめる。また、自ら主催するフリーダイビング&スキンダイビングサークル「リトル・ブルー」や地元葉山での素潜りを通じ、素潜りや水の世界の素晴らしさを伝える活動をしている。
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