女子の世界記録が続出! Vertical Blue2018 2クール目結果ハイライトと最終クールの見どころ
中米バハマ・ロングアイランドで開催中のフリーダイビング国際大会Vertical blue2018の2クール目(DAY4からDAY6)が現地7月22日(日)に終了しました。
全3クール(各3日、DAY9、7月26日まで)の長期に渡る本大会。
第2クールの結果と本日7月24日開始の最終第3クールの見どころをお伝えします。
■photo by Daan Verhoeven, Alex St-Jean
新しい時代の幕開けか
女子の世界記録が続々と更新
この第2クールのハイライトは続々と更新される女子の世界記録。
イタリアのアレッシア・ゼッチーニ選手がDAY4にFIM93mで世界記録を更新。
同選手は、翌々日DAY6にはCNF世界記録73mを達成、木下選手の72mの記録を塗り替えました。
DAY5では、スロヴェニアのアレンカ・アートニク選手が世界記録タイとなる105mを達成しました。
この日、同じく世界記録105mを潜ったHANAKO選手は、競技終了直後はホワイトカードで世界記録タイ認定、と思われましたが、その後ビデオ判定で「50m付近でロープを引っ張る動作が入った」ということが判明して惜しくも失格の判定となりました。
2017年のアレッシア選手のCWT世界記録104m、2016年の木下選手のCNF世界記録72mはいずれも、それまで長い間、ロシアの故ナタリア・モルチャノワ選手ただ一人だけが到達した未踏の領域であった世界記録を若い次世代の選手たちが更新するという、エポックメイキングな出来事でした。
しかし今大会では、複数の実力ある選手たちが同時期に出現し、その次世代選手たちが日々お互い競い合い高め合いながら、記録を塗り替え合う状況となりました。
まさに新しい時代の幕開けと言えるのではないでしょうか。
さて、続く第3クールでは、全種目で世界記録が塗り替えられる可能性があり、目が離せません。
一方で、男子については日々ナショナルレコードの出現はあるものの、第2クールでは世界記録の更新はありませんでした。
DAY6でオーストラリアのウィリアム・トラブリッジ選手がFIM125mの世界記録に挑戦するも失敗、そして第一クールDAY3でCWT世界記録を塗り替えたアレクセイ・モルチャノワ選手が第二クールでは着々とFIMを潜り、いよいよ第3クールでは世界記録更新を申告しています。
第2クール結果
★DAY4
★DAY5
★DAY6
いよいよ今夜、最終章第3クール
22時より生配信!
いよいよ今夜7/24(火)22時にVB最終章、第3クールDAY7がスタートします!
大会後半になり、疲れが蓄積するのかDNS(競技キャンセル)も見受けられますが、どうか、全選手が最後に全力を尽くせることを祈ります。
<本日の生中継はこちらから>
★DAY7
競技種目について
CWT(コンスタント・ウェイト・ウィズ・フィン)
フィンをつけて垂直に潜る競技
FIM(フリーイマージョン)
ロープをたぐって垂直に潜る競技
CNF(コンスタント・ノーフィン)
フィンをつけず泳いで垂直に潜る競技
(詳しくはこちらから)
大会スケジュール
2018/7/16〜18 第1クール DAY 1 〜DAY3 終了
2018/7/20〜22 第2クール DAY 4 〜DAY6 終了
2018/7/24〜26 第3クール DAY 7 〜DAY9
現地時間AM9:00(日本時間夜22:00開始)
<関連サイト>
公式サイト:Vertical blue2018大会サイト(リザルト、申告表)
Facebook:Vertical Blue
Instagram:Vertical_blue
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