海洋ゴミから生まれるプロダクトブランド「reBirth(リバース)」が、新たに「buøy(ブイ)」としてリニューアル!
プラスチック製品の受託製造メーカー、株式会社テクノラボが海洋プラスチックゴミをアップサイクルし作る製品シリーズ「reBirth(リバース)」として、昨年末にクラウドファンディングを実施。そして今回、新たにブランド名を「buøy(ブイ)」と改め、7月14日よりECサイトでの予約販売をスタートした。
Text:Nodoka Sekido
■ブランド名「buøy」に込める想いとは
「buøy(ブイ)」の由来は「Buoy」。
航路標識や安全目的のために海に浮かぶ指標のことで、浮標とも言われる。
この言葉にかけて、「buøy=海に漂っているプラスチックの指標」として情報発信できる製品を作ることを目的とし、ブランド名に掲げた。
いつか海にプラスチックゴミがなくなった時に、buøyの商品が作れなくなるという未来を信じ、「いつかなくなるために存在しているブランド」として展開している。
■ビーチクリーン団体を継続的に支援
関東では毎週末のように行われているビーチクリーン活動とはいえ、海洋ゴミの回収はしきれていないのが実情。
そんなビーチクリーン団体を収入面で支援するため、buøyの販売商品をアップサイクル商品として市場に普及させるのが狙い。
海水浴場のそばでは飲食ごみが、畑のそばだと農業用品などが風にのって混ざるなど、ひと口に海洋ゴミと言っても種類と状況はさまざま。
現在は関東近郊で採取されたゴミを使って製作しているが、将来的には地域や季節に由来する表情の異なったプロダクトが生まれていくことだろう。
■商品の特徴
リサイクルではないプラスチック材料と比べ、海洋ゴミからリサイクルされたプラスチックは品質・安定性でどうしても劣ってしまうという。
それでも「海洋ゴミのリサイクルだからできる、完璧ではない色彩表現」があるからこそ、一つひとつに個性のある魅力的な商品が生まれる。
品質基準や固定概念は捨て、「海洋ゴミだから買う」という考え方でもなく、単純に「ユーザーが個性を感じ、ひとつのプロダクトして気に入る」のが製作者側の考えだそう。
■商品ラインナップ
現在取り扱っているのは、下の4プロダクト。
予約販売のみの受付になるので、気になる方はお早めに。
テクノラボ:http://www.techno-labo.com/rebirth/
コロナ禍の夏、実際に参加できなくても、「buøy」の商品を購入することで、ビーチクリーン活動のサポートができる。
海洋ゴミから生まれた「buøy」の商品一つひとつから個性を感じ、ずっと使いたいお気に入りのアイテムとして生活に取り入れてはいかが。